東北の山遊び(雑記帳)

日々感じた事を気の向くままに書いていきます。添付写真とは無関係な内容も多いです。

みやぎ『鎮魂の日』

今日で東日本大震災からまる3年の月日が経ちました。

震災関連の報道で持ち切りの一日でしたが、どの報道番組を見ても、復興も遅れが如実に表れている内容でした。

現在は津波の瓦礫はほとんど無くなり、港湾施設の整備や、防潮堤の建設、そして地盤沈下した地盤のかさ上げ工事が中心の状況です。

写真は昨年登った硯上山から俯瞰した雄勝町の市街地です。
多くの住宅が建っていた港町は粉塵舞い散る荒野と化してしまいました。

20143111.jpg


まだ被災した旧市街地の開発計画も青写真の状況で、街がどう変わっていくのかのビジョンが住民にとっては描けないと思います。

ここにきて一番の問題は建築資材の高騰と、土木・建設作業員の確保になってきました。
政府や東京都は景気の底上げに、東京オリンピックを活用しようという魂胆が見え見えですが、それに伴う公共事業の拡大が震災復興の足かせになっている状態です。
完全に弱者切り捨ての政治がまかり通っている現状に私は憤りを感じています。

津波で自宅が全壊した住民の多くは現在も仮設住宅に暮らしています。
プレハブ作りの仮設住宅は冬寒く、夏暑い作りで、現在は結露によって部屋中がカビだらけとニュースで言っていました。

石巻市の仮設住宅群をトヤケ森山から眺めると、言い方は悪いですが難民キャンプのようにも感じてしまいました。
(写真、手前にひしめき合って建っている建物が全て仮設住宅です。)

20143113.jpg

宮城県では凄い距離の海岸線に非常に高い防潮堤を建設しようとしています。
しかし気仙沼市の鹿折地区ではもっと高さを抑えて欲しいと要望をだし、県がそれを聞き入れない意見の相違が見られます。

ここで冷静になって考えてみると、防潮堤の躯体に当たる部分は全てコンクリートによって作られますが、コンクリートの耐久年数ってたったの60年しかないのですよ。
その建築費は国の予算から捻出されますが、耐用年数を越えた時の補修費は全て県の支出になるとか。
これはいけません。未来の負債を子供たちに押し付ける施策は受け入れがたいものです。

それよりも車で逃げられる車道の整備や、避難場所の確保を優先したほうが、今後近い未来に発生するかもしれないアウターライズ地震による津波に効果があると思います。
様は今の国政や県政は公共事業をやりたいだけと勘繰りたくなってきますよ。

写真は安波山から眺めた気仙沼市街地です。空地が非常に目立ちます。

20143112.jpg

最後に現自民党政権に一言。

原発の再稼働と輸出は今後一切行うべきではありません。

原発はクリーンで安価なエネルギーですと・・・馬鹿も休み休み言って欲しいものです。
故郷を喪失した福島県民の苦悩は金で保障すれば良いというものではなく、未だに汚染水の問題も収束していないのに、安全宣言をするなど言語道断です。

広大な山野を全て除染するのは予算的・技術的に素人が考えても不可能です。
少なくても現状避難地域に当たっている住民に関しては、新たな住居と仕事を全て国が面倒を見ることが必要だと思います。
早晩帰れる訳がないのに淡い期待を抱かせるのは正に詐欺師ですよ。

それに原発の発電コストを算出するときには使用済み核燃料棒の処理費用と、耐久年数が過ぎた後の廃炉のコストを加算して算出すべきです。
その二点を加味したら原発の発電はべらぼうに高コストになると思いますよ。

未来の子供達にそんな膨大な負の遺産を背負わして良いものでしょうかね。

今まではあまりブログで政治的な発言をしていませんでしたが、震災から3年目に当たるのでちょっと言わせてもらいました。











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  1. 2014/03/11(火) 23:37:11|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

震災から3年になりましたが
被災地の方々にとって復興・復旧は
どうなっているのだの気持ちでしょう。
海岸の防潮堤の問題は、知事さん頑固に
頑張ってますね。もう少し現地の方々の
意見に耳を傾けて、あの美しい海岸の様子を
考えてほしいですね。

まず何処に逃げるか・
大川小学校の事もあるように・
今回十分に知ったことですね。
年より子供達弱い人間達を安全に
逃がす工夫を考えてからでしょう。

防潮堤ありきの発想ては地域の住民の賛成は
得られませんね。
それに
地域の合意がなければ国は資金を出さないとか・・それでやむを得ず合意したとか・・
3年たって気持ちも状況も変わったのですから
今もう一度地域の住民の意見を聞いて合意の問題を見直すか進めるかですね。
それにもっと国は自治体にまかせて資金を出すようにかえないと何も進みませんね。

仮設・・住宅ではありません。
一時の避難所ですからね・・
しっかり心配のない住宅も確保できるように資金面でも援助すべきでしょう・
避難している方も自力で前向きに考えて行動することも必要ですね、・・

福島の原発・・廃炉は当然でしょう・・
安全・安全と言われていたが・結果・・
専門の方達も実際はさっぱり知らない事が
今回の事で知りました・・
想定外・・想定外の出来事と最後の言い訳でした
それに廃炉の捨て場作った時考えてなかったんですね・・宮城県の山の中も候補地になってますが・

本当に復興は長い道のりになりますね。
津波で亡くなった方以上にこれから
心労で亡くなる方達が増えていくのも心配します。心のケァも大事な時期に入って来てますね。
  1. 2014/03/12(水) 18:09:05 |
  2. URL |
  3. ク~ #TU21jv9k
  4. [ 編集 ]

ク~さん今晩は。
もう3年というより、たった3年しか経っていない感じですね。
津波の浸水地域は高台移転するのだから、そんなに高い防潮堤は必要ないと思います。
知事さんは単にいい格好をしたいだけのように思えて仕方ありません。
そんな大きな土木事業の完了を待っていては復興は一向に進みませんよね。
仮設に住んでいる方々は高齢の方が多いので、健康面でのケアが一番必要でしょうね。
一刻も早く災害復興住宅の整備が急がれます。
今回の原発事故で原子力エネルギーは人が制御できる代物ではないと誰もが分かったはずですが、原発村の住人は諦めが悪すぎますよね。
電源が少しの時間喪失しただけで、こんな最悪の結果が起きてしまうのですよね。
それに使用済み核燃料の処理が全くできていないとは呆れて物も言えません。
ここから3年が震災復興の正念場になりますね。
  1. 2014/03/12(水) 20:00:36 |
  2. URL |
  3. SONE #QVCxQ8ys
  4. [ 編集 ]

事故原発から約40キロしか離れていないので、地震があるたびにドキドキしています。あの状態でまた同じ地震や津波があったらあきらめるしかないのが現実です。今更、新たな仕事を見つけ新天地に移住するのは難しいですし。
せめてもの慰めは、震災で全壊した実家を親の目が黒いうちに再建できたことでしょうか・・・
  1. 2014/03/12(水) 20:56:00 |
  2. URL |
  3. みどぽん #QfVI8dBA
  4. [ 編集 ]

みどぽんさん今晩は。
まだ原発事故は収束していないので、今後大きな余震があったらと思うと怖いでしょうね。
ある程度発生の可能性が高いアウターライズ地震による津波が心配です。
ご両親とも健在で親孝行できたのは幸いでしたね。
  1. 2014/03/12(水) 22:13:22 |
  2. URL |
  3. SONE #QVCxQ8ys
  4. [ 編集 ]

『東北の山遊び』とともにほぼ毎日拝見させていただいています。
私も、同じ考えでいます。原発、iPS細胞は人間のおごり。原発輸出などもってのほか。
日本が輸出すべきは、広島、長崎いらい困難ななか獲得してきた医療技術であり、医療機器開発の技術等だと思うのです。
  1. 2014/03/15(土) 21:30:29 |
  2. URL |
  3. やまぼうし #-
  4. [ 編集 ]

やまぼうしさん初めまして。コメントありがとうございます。
原発が人間のおごりという点は私も感じております。
そもそも自然が人間の力でコントロールできないものですので、今回の想定外の事故が起こってしまったのですよね。
医療技術はアメリカ以上に最先端の技術分野が開発されているそうで、それが一番人類の未来を創造していくと思います。
  1. 2014/03/15(土) 22:17:30 |
  2. URL |
  3. SONE #QVCxQ8ys
  4. [ 編集 ]

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