『マン・オブ・スティール』のタイトルですがスーパーマンのリブート作品です。
『ダークナイト』のクリストファー・ノーランが製作して、『300』のザック・スナイダーが監督を務めたスーパーマン誕生までの物語を紡ぐので大いに期待して観に行きました。
あらすじ: ジョー・エル(ラッセル・クロウ)は、滅びる寸前の惑星クリプトンから生まれたばかりの息子を宇宙船に乗せて地球へと送り出す。その後クラーク(ヘンリー・カヴィル)は、偶然宇宙船を発見した父(ケヴィン・コスナー)と母(ダイアン・レイン)に大事に育てられる。そして成長した彼は、クリプトン星の生き残りのゾッド将軍と対峙(たいじ)することになり……。スーパーマンの元祖クルフトファー・リーブ主役の作品の1と2を合体させたような作りで、スーパーマンが正義のヒーローとして目覚める過程を示しています。
その道しるべを示した実父のラッセル・クロウ、そして義父のケビン・コスナーの演技が渋く、この作品をより重みのあるものにしています。
特に
前半の主人公(ヘンリー・カヴィル)が成長していく過程は素晴らしいものがありました。しかし後半の展開は???の連続。
ゾッド将軍との戦いが流石に大迫力で、そのスピードは目が付いていかない程でしたが、余りにも都市を破壊しすぎる印象です。
そもそもスーパーマンって人一人の命も大切にする存在だったですね。
それが最後の戦いに至っては、『マトリックス』のネオとスミスの戦いを彷彿させて、更に破壊の限りを尽くしています。
二人の戦いで喪われた人命の数は数万じゃきかないでしょうね。
これじゃスーパーマン(カル・エル)を地球に送り込んだことが逆に疫病神になってしまうじゃないですか。
映画としては近年まれにみる迫力ある映像でしたが、
余りの人身を無視した展開に評価できない作品となってしまいましたよ。
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- 2013/09/18(水) 23:58:54|
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