オブリビオンの意味を調べてみると
忘却だと分かりました。
少し前に観た映画ですが、レビューを書く時間がなく今に至ってしまいました。
しかし現在でもじわじわと作品の余韻に浸ってしまう秀作でした。
あらすじ: エイリアン“スカヴ”の侵略を食い止めたものの、その戦いによって地球が半壊してから60年。生き残った者たちがほかの惑星へと移住してしまった中、ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)だけが地球に残って上空から偵察していた。パトロールに向かっていた彼は、誰一人として生存しているわけがないエリアで何者かの襲撃を受けてしまう。混乱するジャックの前に現れたのは、ビーチ(モーガン・フリーマン)という謎の男。彼との遭遇を機に、ジャックは地球、人類、そして自身の運命を担う冒険に出ることに。
私の好きな近未来のSF作品です。
月が破壊され、その天変地異で文明が滅びてしまって、その廃墟だけが残る地球に残されたジャック・ハーパー(トム・クルーズ)と、そのパートナーのヴィクトリア(アンドレア・ライズブロー)。
無機質な天空の住居に住む二人の生活には何故か違和感が漂っています。
そんな前半の展開から、ジャックの元妻を名乗るジュリア(オルガ・キュリレンコ)と、ビーチ(モーガン・フリーマン)の登場によって事態は急激に変わっていきます。
話の内容は従来のSF映画を模倣した流れですが、脚本と演出の緻密さによってとても深みのある作品になっていました。
基本的にはSFアクション映画の様式なのですが、
作品の底辺を流れているのは愛です。
ジャックに絡むふたりの女性も、対照的な愛の有り様を美しく体現していて、見ていて切なくなってしまいました。特にヴィクトリアの報われない愛に感情移入したのは私だけではなかったと思います。
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- 2013/06/28(金) 21:11:58|
- 映画
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| コメント:2
ク~さんおはようございます。
モーガン・フリーマンの登場シーンは短いですが、最後に一番美味しいところを持っていきますよ(笑)
今回のトム・クルーズの役柄が最近では一番好きです。
- 2013/06/29(土) 09:09:06 |
- URL |
- SONE #QVCxQ8ys
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