昨日アップした
高安山の記事の第二弾です。
本家ブログは写真品質が悪いので、そのブログでアップしていなかった写真を数点また紹介します。
山頂は朝日連峰でも有数の自然が残された八久和川中流域の大展望台です。
沢登りのベテランでも源流まで数泊を要する山中の大河ですが、その右岸に位置する山々の連なりは、朝日連峰から月山に至る長大な北方稜線の中に目立つピークを幾つか有しています。
障子ヶ岳~紫ナデ~高倉山~赤見堂岳~鍋森~そして大越を挟んで、そこから先は湯殿山~月山と繋がっています。
4月に登った
赤見堂岳は紫ナデ以北の道のない北方稜線の一番の高みで、近年は多くの山スキーヤーがその山頂を目指しているのです。
しかし偏東積雪で真っ白な東面と異なり、西面は灌木に覆われた目立たない山容をしています。
手前の白いピークは、八久和川に切れ落ちる灯明岩のピークです。

山頂から下ってきて、少し遅い昼食をとる時に
月山が全貌を現してくれました。
この日に山頂に立った登山者は猛烈な風に翻弄されたそうです。
約800m標高が低い高安山山頂でも、かなりな強風が吹き抜けていましたから、月山山頂は大変でしたでしょうね。

猿倉山の南尾根を下っていると、進行方向に
以東岳や化穴山、櫛ヶ峰の魅惑の山々が見えています。
山岳風景に於いては俯瞰から仰瞰の構図が一番山の迫力が出ると言われていますので、この風景が正にそれに当たっていました。
写真では全く表現できない、生涯忘れられない最高の風景の一つだと思っています。

今年は1~2月が週末たびに天気が悪く、満足できる雪山がほとんどありませんでしたが、このGWの山で一気に挽回した感じです。
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- 2013/05/09(木) 22:48:21|
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