くるみちゃんが虹の橋を渡っていってもう10日。元気いっぱいで賑やかだった家の火が消えたように寂しさが募ります。
しかし何時までも悲しんでばかりいられないし、前を向いて歩いて行かねばならないので、くるみちゃんと過ごした345日の日々を写真でたどり、ここに備忘録として残してあげたいと思います。
尚、本ブログで何度も記載した写真と内容が重複しますがご勘弁願います。
愛猫のゆず君が人も猫も大好きな性格なので、もう一匹仲間を増やしてあげたいと、猫の保護活動家の方にお願いしておりました。
ただし一つだけ制約があります。
ゆず君が猫白血病ウィルス感染症のキャリアなので、陰性の猫とは同居できません。
白血病ウィルスはお互いに舐めあっただけでも感染してしまう、感染力の強いウィルスだからです。
但し、発症せずに天命を全うする猫も多いと聞いていて、そんなに心配する病気ではないと言われていました。
里親希望をお願いしてからかなり時が過ぎたある日、保護した母猫が猫白血病ウィルス感染症のキャリアで、出産間際で堕胎できなかった子猫が生まれたと連絡が入りました。
乳飲み子は飼えないため、生後50日の時に6匹生まれた子猫の一匹を引き取りました。
写真の鼻筋が特徴的なサビ猫が里親になった子です。
山形に引き取りに行った日は2019年10月12日でした。
この日は後に令和元年東日本台風と名付けられた台風19号が来襲してきた日で、宮城県でも各所で河川が氾濫し、多大な被害を及ぼした日です。
豪雨で山形道が通行止めになる直前に帰宅する事ができ、夜半に叩きつけるような大雨で不安な一夜を過ごしました。
連れてきた車の中で、不安そうな子猫の名前をマスさんが
くるみと決めました。
翌日、ゆず君と
隔離した部屋の中を偵察するくるみちゃんの姿がありました。怯えているのでは? と危惧していたのが杞憂に終わりました。

3日後、内外のドアの向こうでゆず君とくるみちゃんはお互いがとても気になっているようです。
そこで思い切ってご対面させてみました。
すると直ぐに鼻を突き合わせて猫同士のご挨拶。
あっという間に打ち解けてしまい、連れてきて6日後には同じ猫ベットの中で寄り添って寝るようになりました。

11月初旬、
二匹はもう大の仲良しです。ゆず君がとても世話好きで、常にくるみちゃんの事を気にかけています。

遊びと悪戯が大好きなくるみちゃんですが
、寝ている時は天使を見ているようです。
12月中旬、自宅の石油給湯器が壊れてしまいました。
コンセントを入り切りすれば何とか使えるのですが、寒い屋外に出てのその作業は勘弁して欲しくなりました。
そこで業者さんを呼んで給湯器の交換をしてもらいました。
くるみちゃんは人が大好きで、知らない人が家に来ても直ぐに寄っていきます。
宅配便の方がチャイムを押すと、玄関に出迎えに走って行きます。
給湯器の取り換え作業中も
作業の方の邪魔をしていました。
新年の始まり。くるみちゃんが増えて、家の中は笑いが止まりません。
しかし悪戯ばかりしているので目が離せません。
特にビニール袋で遊ぶのと、ティッシュの箱からティッシュペーパーをぐちゃぐちゃに引き出すのには呆れました。

連れてきた当初はハクビシンを連想させる変わった毛並みだな、と思っていましたが、よく見るとそれがチャームポイントでとても可愛く感じるようになりました。

2月中旬、雪がほとんど降らない暖かい冬でした。
しかし寒い最中にも関わらず、野良猫は家の庭を徘徊しています。
それまで野良猫が窓の外にくると、ゆず君の後ろに隠れて様子を伺っていたくるみちゃんも、ゆず君が守ってくれているのが分かったようで、
大胆に目の前で野良猫を見ています。
アマゾンの箱の中がゆず君のお気に入りの場所。
箱を一つだけ置いていくと、何時もゆず君に占領されていて、くるみちゃんは箱の中に入れません。
その点がゆず君は優しくないのです。
そこでもう一つ箱を並べてみたら
、くるみちゃんはゆず君に邪魔されず、気に入って入ってくれました。
生後7ヶ月目の3月上旬、
くるみちゃんの避妊手術を行いました。術後に何ら問題がなく安心しました。

4月、温かくなってきて窓を開けたら
、二匹で窓の外を眺める機会が多くなりました。この時期はコロナ禍で外出もままならず、猫たちと一緒に過ごす日々が続きました。

くるみちゃんの母猫や兄姉猫は普通の短い毛並みなのに、
くるみちゃんだけ長毛種のような感じです。どんどん顎の飾り毛が伸びて愛らしくなっています。

5月、くるみちゃんは遊び疲れると、ゆず君に寄り添って甘えています。

5月中旬、この頃まで
台所の椅子で指遊びをするのが好きなようでした。椅子の上下左右から指を出すと、すぐに飛びついてきます。
この時も遊んで、と催促してきました。

くるみちゃんは私が風呂に入ると、必ず風呂のドアの前で待っていて、ニャーニャー早く出てと催促していました。
その後は決まって私に抱っこされたまま寝室に入り、特製の猫じゃらしで遊ぶのを楽しみにしていました。

6月、庭の梅の木にたくさん実がつきました。
脚立を立てかけて採取し、段ボール箱に実を入れると、
もの珍しそうに梅の実を調べていました。
ゆず君は動物番組にあまり興味を示しませんが、
くるみちゃんは動きが早い動物の映像にとても興味を示します。この点は以前飼っていたハナちゃんも同じでした。

7月、以前
ガチャガチャで取得した猫用の帽子を被せてみました。やはり嫌なようで変な顔をしています。
すぐに帽子を外しました。

私がトイレに入ると、くるみちゃんは直ぐにトイレの引き戸を開けてくれと催促します。
少し開けると早速トイレに飛び込んできて、私の膝の上に飛び乗ります。そこからしばらくは用を足すことができません。
くるみちゃん、と呼ぶとニャーニャー大きな声で答えてくれます。
そしてお腹を撫でてあげると喉をゴロゴロ鳴らして喜んでくれるのでした。

7月中旬、今までまったく興味を示さなかった
粉末のマタタビが大好きになりました。大人になってきた証拠でしょうか。
爪研ぎの上にマタタビを蒔くと、ゆず君と二匹で喜んで舐めまわします。
そして最後に敷物を滅茶苦茶に引っかき回すのです。

遊び好きな
くるみちゃんにマスさんは沢山おもちゃを買ってきて与えました。その都度、おもちゃで遊んでは何処かへ無くしてしまいます。
探してもなかなか見つかりません。
でもいつの間にか無くなったおもちゃを咥えて運んでして、自分の寝ている近くに並べているんです。

7月下旬、長雨が続いています。
この時の体重は3.8kgまで増えました。
少しだけ大人の風格が出てきた感じです。
8月に入ると寒かった7月から一転して猛暑となりました。
長毛で暑そうなので、
お腹の毛を少し刈りました。
そして運命の8月下旬。
これまで元気だったくるみちゃんが急に食べなくなり、9月初旬に恐れていたリンパ腫が発症している事が分かりました。
6月までくるみちゃんの母猫と兄姉猫3匹が、相次いで呼吸器系の疾患で虹の橋を渡ったと聞いていたのですが、楽しそうに過ごしているくるみちゃんにそんな魔の手が近づいているとは想像もしなかったのです。
そして本ブログでご報告の通り、9月22日の未明、くるみちゃんは静かに息を引き取りました。
愛らしく可愛いくるみちゃんがいなくなるとは想像もできない事でした。

今は虹の橋の向こうで母猫に甘え、沢山美味しいものを食べ、
こんな風に健やかに眠っている事でしょう。
たった1年1ヶ月の短い生涯を終えたくるみちゃん。
今もくるみちゃんロスは癒えずショックが続いていますが、345日一緒に過ごした記憶は絶対に忘れないと思います。
くるみちゃんが元気に生きた事を思い出してあげることが一番の供養なのでしょう。
最後にくるみちゃんの愛らしさや、可愛さが満載の動画を作ってみました。かなり長尺の作りなのですが、興味のある方は是非くるみちゃんの在りし日をご覧ください。
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- 2020/10/01(木) 21:37:23|
- 猫
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| コメント:2
ク~さんおはようございます。
好奇心旺盛でとても活発な子でした。
私に凄く懐いていたので、今回はショックが大きかったです。
ゆず君、未だにくるみちゃんロスが治っていません。
何か訴えかけるようにか細く鳴くのですよ。
たった1年弱でしたが、楽しく過ごせたようで、動画を見ると良く分かりますね。
昔と違ってデジタルになり、動画や写真を多く残せて良かったです。
- 2020/10/04(日) 07:55:36 |
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