今年も多くの映画を見ました。
おそらく今年最後の鑑賞作品は
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でしょうか。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から始まった新たなるサーガの2作目、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が駄作だったので、三部作の完結編である本作の出来を心配しておりましたが、どうもそれは杞憂に終わったようです。
本作は前作『…最後のジェダイ』で“光“と“闇“の間で激しく揺れ動きながら、時に惹かれ、時に反発し合ったレイとカイロのその後の物語です。
監督を務めるのは『…フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムス。
この三部作は一貫したストーリーが構築されぬまま、行き当たりばったりで話を繋いできました。
前作でジェダイの騎士の持つフォースが拡大解釈され、まるでX-MENにおけるミュータントの持つ超能力的な扱いが成され、私を含めた古くからのスターウォーズファンは皆憤慨していたのです。
まあ、一度作ってしまった作品を一切無視して完結編は作れないので、監督のJ・J・エイブラムスも大いに悩んだことでしょう。
そこで旧作で死んだ設定になっている、シスの暗黒卿パルパティーンを再び引っ張り出すという、禁じ手を使ってしまいました。
前作であっという間に殺されてしまった、ファースト・オーダーの親分スノークの辻褄もうまく収束させています。
しかし見終わってみると既視感あふれたシーンのオンパレードで、旧作ファンにとっては満足できる内容でした。
あの散らかりまくり回収されていなかった伏線を、よくもここまでまとめ上げたな、というのが正直な感想です。
最後にルーク・スカイウォーカーが育った、砂漠の惑星タトゥイーンの家で終わったのが非常に感慨深かったです。
でもこの三部作はようやく宇宙に平和が訪れ、皆が幸せに過ごせるようになったエピソードⅥの世界をぶち壊してしまいました。
製作する必要があったのか、とディズニーは自己の企業ポリーシーに対して自問自答するべきです。
今後、別な形で『スターウォーズ』の新作が発表されても、おそらく見ないでしょうね。
評価は85点です。やはりジョン・ウィリアムスのテーマ曲は偉大です。
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- 2019/12/22(日) 16:57:33|
- 映画
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SONEさん、今年もお世話になりました。
今年は、中々休みが取れなくて、山にはあまり行けなかったですが、映画だけはコンスタントに見る事が出来て、年間34本見る事が出来ました。中には、SONEさんの映画紹介を見て面白そうだなと思い、見た映画もいくつかありました。ありがとうございます。
スター・ウォーズが公開されたのが、僕が小学校高学年くらいでしたかね?これまでに無いスケール感とスピード感が凄くて、この映画がきっかけで、SF映画が好きになりました。音楽も素晴らしくて、映画の冒頭に流れるテーマ音楽で高揚し、ダースベイダーの音楽では物凄い恐怖感を感じました。最後のライトセーバーを砂に埋めるシーンを見て、これで物語りが終りなんだなと思うと、僕も感慨深いものがありました。
来年も山行記録だけでなく、映画紹介も楽しみにしておりますね。良い年末年始をお過ごし下さい。
- 2019/12/31(火) 05:33:19 |
- URL |
- mh07 #q1zQj6Io
- [ 編集 ]
mh07さんこんにちは。
今年は山でお会いでき、ご一緒に歩けて良かったです。
お仕事忙しくて大変ですね。
それでも映画34本は凄いです。
私の場合は月平均2本程度です。
スター・ウォーズは今回大団円を迎え、満足できる内容でしたね。
最後にレイの持つライトセーバーの色が青や赤でなく、薄いオレンジだった点が特に印象に残っています。
来年もよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。
- 2019/12/31(火) 11:08:34 |
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- S0NE #-
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