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東北の山遊び(雑記帳)

日々感じた事を気の向くままに書いていきます。添付写真とは無関係な内容も多いです。

映画 『ジョーカー』

個性派俳優のホアキン・フェニックスが、DCコミックスの悪役ジョーカーを演じた映画『ジョーカー』を見てきました。

この映画、私的には傑作です!


あらすじ
孤独で心の優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、母の「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を心に刻みコメディアンを目指す。ピエロのメイクをして大道芸を披露しながら病弱な母の介護を続ける彼は、同じアパートの住人ソフィーにひそかに思いを寄せていた。そして、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、貧困を極めた底辺からの脱出を試みる。




「バットマン」の宿敵として登場するジョーカーは、廃液の満ちたタンクに落下し、異貌となった形相が悪の本性を肥大化させた、世界で最も知られる大悪党ですが、本作はその出自とは別の観点からダークサイドに陥りジョーカーとして覚醒していくアーサーの姿を詳細に表現しています。
そこには現代社会における貧富の格差の問題や、幼少期のDV被害など、主人公本人の力では成すすべがない境遇が度重なり、その帰結として悪の道に進んでしまったアーサー。
その所業は肯定できないながらも、彼の心の叫びに感情移入してしまう自分がいました。

この作品でのホアキン・フェニックスは正に怪演という言葉しか思い浮かびません。
緊張すると笑いが収まらなくなる精神病を患い、その笑いの表情の中に悲しみ、怖れ、焦燥、不安、驚き、嫌悪、恨みといった感情を表現しているのは驚きの一語です。
そして近年太り気味だった彼が、役作りで肋骨が露わになるほどガリガリに痩せ、貧しさや弱さ、そして人間の狂気をその体型から出している点も凄かったです。

しかしこころ優しいアーサーがジョーカーに変わった瞬間、笑いが収まらない病から開放され、饒舌かつ暴力的になる演出はコミックス由来の作品の枠を超越して、強烈なサスペンススリラーを見てしまった感じでした。

見た後の爽快感や高揚感は一切なく、絶望感や虚無感に捕らわれてしまう作品なので、全ての方にお勧めできる作品ではありませんが、長く記憶に残る傑作だと思います。

評価は95点。
マイナス5点はバットマン(ブルース・ウェイン)の父トーマス・ウェインの事をあまり良く描いていない事です。
アーサーに対して殴り掛からず、言葉によって理知的に話し合いをして欲しいと感じました。







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  1. 2019/10/05(土) 19:35:17|
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