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東北の山遊び(雑記帳)

日々感じた事を気の向くままに書いていきます。添付写真とは無関係な内容も多いです。

清津峡渓谷トンネル

飯士山に登り、ら~麺天心で腹ごしらえをした後、新潟県十日町のある有名観光スポットの
清津峡渓谷トンネルに立ち寄りました。

苗場山に源を発する清津峡は黒部峡谷、大杉谷とともに日本三大峡谷の一つで、昭和24年に上信越高原国立公園に指定され、天然記念物になっています。
ここはかつて清津川に沿って、清津峡温泉から上流の八木沢鹿飛橋にぬける約5kmの遊歩道(登山道)があり観光客の立入、通行が可能でした。
しかし春先の雪崩や残雪で通行不能の時が長く、また落石や土砂崩れが頻発し、大変危険な道だったそうです。
そして1988年(昭和63年)7月、落石が頭にあたり男性1名が亡くなるという事故が発生してから、この遊歩道は立入禁止になりました。
現在鹿飛橋を起点に、上流の足尾沢橋から満寿山を越えるコースタイム8時間の登山道のみ通行可能ですが、遠い地にあるため私が歩く機会はないと思います。

そこで落差数10mの圧倒的な柱状節理の岩壁が連なる特異な景観を、一般の方々に見てもらうため、総工費約20億円を投じて、4年の歳月を経て平成8年に、全長750mの清津峡渓谷トンネルがオープンしました。

近年トンネル最奥のパノラマステーションからの眺めが、インスタ映えスポットとして脚光を浴び、より多くの観光客が訪れる場所になったと言われています。

清津峡のうんちくはさておき、清津峡渓谷トンネルに着くと、第一駐車場は満車で、第二駐車場も空き待ちの車列が出来ていました。
清津峡温泉の温泉街を抜けて遊歩道を上流に向かって歩いて行きます。


2019091101.jpg

カフェと足湯が併設されたエントランス施設の先がトンネルの入口。
入洞して直ぐに料金600円を支払います。

2019091102.jpg

左側通行のトンネル内は、各所で5色に照明の色を変えています。

2019091103.jpg

単調なトンネル内には飽きさせない工夫が施されていて、清津峡の成因などの説明看板が置かれていました。

2019091104.jpg

その展示物の中に昔の渓谷遊歩道の白黒写真があり、見てびっくり。
こりゃ、黒部の水平歩道並みに危険な感じで、今なら絶対に通行禁止間違いなしです。

2019091105.jpg

トンネル内の照明がまた変わって、先に進んで行くと・・・

2019091106.jpg

左手に第1見晴所が出てきます。

2019091107.jpg

柱状節理の岩壁を横から眺めることができました。

2019091108.jpg

次の第2見晴所はトンネル内で唯一トイレが設置されています。
ステンレス製でしょうか。トンネルと外の風景が写り込んで一種独特の有機的な風景を醸し出していました。

2019091109.jpg

外を眺めると、より高さを増した岩壁が望めます。
手すりの下の岩場を見たら、過去にあった岩場を穿った遊歩道の跡が確認できました。

2019091110.jpg

そして第3見晴所
これはなかなか奇抜なデザインです。
中国出身の建築家マ・ヤンソン氏が設計したらしく、日本人にはない発想で創造されたデザインと感じました。
3つの見晴所の中では、ここが一番写真映えした場所です。

2019091111.jpg

第3見晴所の外は一面が柱状節理の大岩壁。
以前、屏風岩と言われた場所なのでしょうか。
ここは広角レンズじゃないと全景を写し込むことは不可能で、この日は持参していませんでした。

2019091112.jpg

そこから青い通路を通り過ぎて、トンネルが大きく左に曲がって行きます。

2019091113.jpg

大勢の人の声が聞こえてきたら、トンネルの一番奥に位置するパノラマステーションに到着。
床一面が沢水で満たされ、トンネルの壁面にステンレスが貼られていて、外の空間が内部に写り込む仕掛になっています。
ここが有名なインスタ映えポイント。

2019091114.jpg

しかし多くの人が水の中に入ってさざ波を作り、峡谷に太陽が当たらない時間のため、幻想的な水鏡で円を描く光のトンネルが見えなかったです。
その写真を撮りたければ、朝一番のオープンして直ぐにこの場に着く意外にないでしょうね。
でもこれはこれで綺麗です。

パノラマステーションの突き当りの手摺まで行くには、靴を脱いで裸足で水の中を歩くしかありません。
両脇は浅いのでじゃぶじゃぶ水に入らなくても行けます。

そこからは清津峡の核心部を眺めることができました。

2019091115.jpg

昭和45年3月発行の「山渓カラーガイド31 カラー日本の渓谷」の裏表紙の清津峡の写真を見ると、個人的には通行禁止になる前に、この魅惑の峡谷を歩けなかったのは残念と思いました。

2019091116.jpg


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  1. 2019/09/11(水) 20:53:24|
  2. 観光
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

soneさんこんばんは。

これははじめて知りました。
なんともそそる景観ですね。
さっそく、行ってみたいリストに入れました。
たしかに黒部の水平歩道にそっくりですね、行ったことないですけど、笑。

  1. 2019/09/11(水) 21:13:59 |
  2. URL |
  3. タビ #Cnub/O7I
  4. [ 編集 ]

タビさん今晩は。
大半がトンネルの中を歩くので大した場所ではないと思っていました。
ところが実際に歩いてみると、趣向を凝らした造りで、飽きさせず750mのトンネルを歩けました。
上流の鹿飛橋から足尾沢橋までの区間を歩いてみても面白いと思います。
  1. 2019/09/11(水) 21:40:46 |
  2. URL |
  3. SONE #QVCxQ8ys
  4. [ 編集 ]

昔学生時代に石原裕次郎が製作した
映画黒部の太陽を観ましたが
10数年後に立山黒部アルペンルートを
2泊して観光した事がありますが
こちらの峡谷観光トンネル工事も
難工事だったのでしょうね。
綺麗に整備されていて其々の区画を
照明等で工夫して楽しませてくれてますね。
  1. 2019/09/12(木) 07:07:59 |
  2. URL |
  3. ク~ #TU21jv9k
  4. [ 編集 ]

ク~さん今晩は。
裕次郎の黒部の太陽は私も感激しました。
昔はトンネルの掘削は苦労を伴う工事なのがよく分かりました。
この渓谷トンネルは現在の工法でも4年かかったようです。
横穴を開けるときに渓谷に岩を落とさないように作業をするのは難しかったでしょうね。
なかなか趣向を凝らした演出がされていて楽しかったです。
  1. 2019/09/12(木) 18:41:49 |
  2. URL |
  3. SONE #QVCxQ8ys
  4. [ 編集 ]

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