先週末の怒涛の映画見まくりで最後を飾るのは、
ジェイソン・ステイサムが古代ザメ・メガロドンと対決する
『MEG ザ・モンスター』です。
個人的にはスティーブン・スピルバーグの『ジョーズ』の大ファンなので、とても期待して見に行きました。
あらすじ
地球で最も深い海とされるマリアナ海溝以上の深海が発見され、探査チームが最新の潜水艇で調査に乗りだす。チームは世紀の発見に沸き立つが、突如巨大な何かの襲撃を受け、動けなくなってしまう。深海レスキューダイバーのジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)が助けに向かうと、200万年前に絶滅したはずの超巨大ザメ、メガロドンが出現する。まあ一言で言うとサメ映画と言うより、新手の怪獣映画でした。
出だしから科学的な考察が破たんしていて、何じゃこりゃ、と感じるシーンが多く、物語にのめり込めないまま話が進んでいってしまいました。
一例を挙げると、原子力潜水艦が深海に沈み、それをレスキューに行ったのがジェイソン・ステイサムらの救出チームですが、原子力潜水艦は深海まで潜れる強度はありませんし、マリアナ海溝より深い温水層に閉じ込められていたメガロドンが、救出チームを襲えるはずもありません。
二度目の深海救出シーンでも、あんなガラス張りのような設計の深海艇では、水深200m程度で潰れてしまうと思いますし、潜航速度も速すぎます。1970年代に作った『日本沈没』で登場した深海艇わだつみの方がリアリティ溢れているんですよね。
いよいよメガロドン登場で、ジョーズのように出し惜しみしない点は評価できます。
でも全長23mのメガロドンの大きさと重量感がシーンごとに異なっているので、怖さをあまり感じないんですよね。
もっと血なまぐさいシーンを盛っていたら、傑作になっていた感じがします。
しかし主演のジェイソン・ステイサムは格闘戦じゃなくても存在感抜群ですね。
彼は水泳の飛込競技の元選手で、イギリスの代表チームに所属していたとの事で、泳ぎのシーンはとくに素晴らしかったです。
メガロドンにタイマンはれるのは人類では彼しかいないのでは、と言った感じでした。
ネット上の映画レビューでは中国の映画資本が入っているので、それを嫌って低評価する意見が多いですけど、怪獣映画としては面白い出来なので、
評価は78点です。本当は80点付けたかったのですが、エンドロール冒頭の主題歌が駄目駄目で評価を落してしまいました。
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- 2018/09/14(金) 21:11:35|
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