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東北の山遊び(雑記帳)

日々感じた事を気の向くままに書いていきます。添付写真とは無関係な内容も多いです。

登山の暑さ対策

かつて経験したことがないような猛暑が続いています。

連日、熱中症になって病院に搬送されたとか、お亡くなりになられたと言うニュースで持ち切りです。

日本は地球温暖化で熱帯になってしまった感じがします。
湿度も高いので不快指数は半端じゃないですね。

流石に私も、34度の気温で屋根の上で作業していた時は、やばいと思いました。
帰宅後に数時間は汗が流れっぱなしで、足裏は低温火傷になり、痛くて床を歩くのが大変でした。
普段から屋外で仕事する私でも限界の暑さなので、エアコンがついた部屋にずっといる方にとっては、考えられない暑さに感じると思います。

熱中症対策についてはTVや新聞などで盛んに報道していますので、私から云々言うのは差し控えますけど、今まで登山中に感じた暑さ対策についてちょっと触れます。

記事には関係ありませんが、一切経山の写真を一枚。

2018072001.jpg

長年登山を続けていると、山中で熱中症になり動けなくなっている方を何度も見ました。
その方々に共通するのは、猛暑の時期、遅い時間帯に登り始めた事です。

山小屋泊まりだから、午後3時ぐらいまで小屋に入ればいい、と考え、早起きが嫌で家を遅くでるのでしょう。
これが大間違いで、お昼過ぎのカンカン照りの暑さの中で、大汗かきながら登ってきます。
樹林帯を抜け灌木帯に出ると、直射日光をもろに受けますので、今まで消耗した体力が一気に奪われ、水も飲みほした状態で登る方が多い感じです。

朝日の日暮沢から竜門山間のユウフン山付近で、熱中症で消耗し、行動がままならない登山者を今まで二度見ています。
二度とも予備に持っていたペットボトルのお茶を、消耗した登山者に差し上げました。
その後、遭難したと言う報道がないので、水場のある竜門小屋まで辿り着けたのでしょう。

飯豊の大日杉コースでも似たようなケースを見ています。

最近登った燧ケ岳の長英新道も、昼過ぎに這う這うの体で登ってきた年配の登山者に会いました。

結論は小屋泊まりでも、夏場は早出が基本と言う事です。
夜明けとともに登れば、涼しい内に稜線近くまで登れますので、体力的に余裕を持って行動できます。
小屋に早く着いたら昼寝をすればいいんです。



もう一つ重要なのが、熱中症対策の水分補給に冷たい飲み物は逆効果という点です。
よく山でキンキンに凍らせ、融けた冷たい飲み物を飲んでいる方がいますが、それは厳禁です。

内臓は体温の37℃前後で十分な機能を発揮できるようにできているため、0℃近いような冷たい飲み物が多量に入ってくると、胃が冷やされ、消化管の運動が妨げられてしまいます。
胃や腸へのダメージが多く、胃腸を壊してしまい下痢などの不調をきたすことがあり、脱水を助長ことがあります。

したがって脱水予防や熱中症対策を考えれば水筒には常温の飲み物がいいのです。
冷たい飲み物は下山してからガブガブ飲みましょう。


また山頂でビールを飲んでいる方が多いですが、これも駄目です。
ビールなどアルコール類は利尿効果があり、一例で言いますとビール1リットル飲むと、1.1リットルの水分が体内から出されてしまうそうです。

人は身体を動かしていない状態でも、一日1.5リットルの水を飲む事が必要です。(食品に含まれる水分は除いて。)
私は過去に二度、尿管結石を患っていますが、今後再発しないようにするのは水分を沢山接種することと言われました。
「ビールはいいですか?」と医師に聞いたら、「逆に利尿作用があり過ぎて水分が失われるので駄目!」と一刀両断。

失われた塩分補給はサラミを食べて補給しています。
本来は経口保水液が一番らしいですが、スポーツ飲料を含めて後味が嫌いなので、私には向きません。

それにもう一つ。
ここまで暑さが続くと、標高1500m以下の標高の山は避けるようにしています。
水場と樹林帯の日陰が多い山は多少楽ですが、神室連峰など日差しが当たる標高の低い稜線歩きは苦行の一語です。
登山の計画を立てる場合、標高が高い山に絞った方がいいでしょう。

ところで私の担当する山と高原地図のエリアは、標高が低いので、この暑さでは調査に行けません。
まだかなりな調査ルートを残しているのですが、暑さが少し和らいだ時を狙って行こうと考えています。


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  1. 2018/07/20(金) 22:31:42|
  2. 登山
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

SONEさん、こんにちは。

たしかに、常温の水の方が喉が渇きませんね。それに、常温にしてから、以前より飲まなくなりました

。逆に、歳のせいか、冷たい水が苦手になりましたよ。
役立つ情報、いうもありがとうございます。

  1. 2018/07/21(土) 10:41:07 |
  2. URL |
  3. タビ #Cnub/O7I
  4. [ 編集 ]

愛犬ク~と登っている時
水は夏場関係なく常に4リットルは背負ってました。汗かきなので着替えもです。
矢張り500mlのは凍らせてました。
夏場は30分位で休んで常温の水を
少し飲んで歩いてました。
ク~も夏場は厳しいので、頭から水をぬらしてやったりしてたので水は背負ってました。
夏場は水分補給は必要ですね。
糖分のあるのは飲めないので
塩は多少入れていきました。
大変参考になりました。
熱中症も昔は脱水症と言ってませんでしたか?
別な症状なのに・・
調査ル-ト9月締切のようですから
涼しくなると良いですね。

  1. 2018/07/21(土) 11:13:40 |
  2. URL |
  3. ク~ #L3HrfYkM
  4. [ 編集 ]

タビさん今晩は。
昔、土方のバイトをやっている時に、暑い日には白湯を飲むのが熱中症にならないと言われました。
しかしその教えを守らず、凍ったペットボトルをしばらく山に持参していましたが、逆に水を多く欲してしまうんですよね。
  1. 2018/07/21(土) 21:08:30 |
  2. URL |
  3. SONE #QVCxQ8ys
  4. [ 編集 ]

ク~さん今晩は。
確かに昔は熱中症とは言わず脱水症と言っていましたね。
山岳部時代は水は飲むな!と言われ、喉が渇いているのにほとんど水を飲ませてくれなかったです。
今考えると危ない事をしていたもんです。
ク~ちゃんの分まで水を携帯するのは大変だったでしょうね。早く涼しくなって欲しいものです。
  1. 2018/07/21(土) 21:11:51 |
  2. URL |
  3. SONE #QVCxQ8ys
  4. [ 編集 ]

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