8月11日~12日の二日間、八幡平に行ってきましたが、曇りベースながらも天気に恵まれ、少し涼しくなってきて避暑登山を楽しんできました。
八幡平はNHKの「花の百名山」で放送されたときは『タチギボウシ』の山として紹介されました。山頂直下までアスピーテラインが伸び、観光地と化した八幡平は敬遠していましたが、タチギボウシが咲く頃に一度訪れてみたいと思っていました。
そして今回は自分の目で見て、八幡平は正にタチギボウシの山との感を強くしました。
八幡平はオオシラビソの樹海の中に大小の沼と高層湿原が点在しています。
こうした湿った環境が正にタチギボウシの生える環境にマッチしているのでしょう。
写真は大深山荘の水場近くの
タチギボウシ群生地です。
ところでギボウシとは不思議な花の名前だと以前から感じていて、この機会に調べてみました。
和名のギボウシとは、つぼみの形が橋の欄干につける玉飾りの擬宝珠に似ていることに由来するといいます。
それで擬宝珠を調べてみると、擬宝珠(ぎぼし)の意味は、仏典に宝珠と呼ばれる珠があって、それを如意宝珠ともいい、思いのままに欲しいものを出す珠で、病苦を除き、災いを絶つ力をもっているそうです。
その宝珠は、丸い珠でとがった形状、火焔(かえん)が燃え上がっている形をしているといわれています。
この宝珠を模してつくったので擬宝珠(ぎぼし)と呼ぶようになりました。花をアップで見ると白っぽいオオバギボウシに比べて濃い紫色がよく目立ちます。

私としてはコバギボウシとの違いが良く分かりませんでしたが、タチギボウシは、本州に広く分布しているコバギボウシに似ているけど、より大型で葉や茎が垂直に立つように茂るので、タチギボウシとして区別したそうです。
でも生育場所によっては背の低いタチギボウシもあると思いますので、素人目には判断しにくいでしょうね。
そして今回の山行で一番のハイライトが
ブシ谷地のタチギボウシの大群落でした。
ここまで凄い密度で咲いているギボウシのお花畑は初めて見ました。

これを見ただけでも北東北まで行った甲斐がありましたね。
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- 2012/08/14(火) 20:10:43|
- 花
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SONEさん こんにちは
ブシ谷地のタチギボウシ 見事ですね。
一度 この目で観てみたいものです。蒸ノ湯温泉からだと、2時間ぐらいでしょうか?
行くとしても来年になりそうですが・・・
- 2012/08/15(水) 15:44:02 |
- URL |
- momo #aeXXjZ0o
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momoさん今晩は。
蒸ノ湯温泉からブシ谷地までは1時間半程度でしょうか。
大谷地と長沼を経由するので、飽きさせないコースだと思います。
タチギボウシは終盤でしたので、行かれるなら来年がいいでしょうね。
- 2012/08/15(水) 22:11:52 |
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- SONE #QVCxQ8ys
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