DCコミックスのヒーローたちが集結した最新作
『ジャスティス・リーグ』を観てきました。
前作の「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」があまり納得のできる作品ではなかったのですが、大好きな『ワンダーウーマン(ガル・ギャドット)』をまた見られるとあっては外せない作品です。
あらすじ
ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)は、スーパーマンの捨て身の行動に影響を受け、再び人類を信じるようになる。彼は新たな相棒ダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)の手を借り、強敵との戦いに備えて準備を進める。バットマンとワンダーウーマンとしてお互い協力を約束した彼らは、共に戦ってくれるヒーローたちを集めるが……。ザック・スナイダー監督の作品はこれまでトーンが非常に暗く、マーベルの作品の明るさと比べて陰鬱なイメージが払しょくできていませんでした。(個人的にはおちゃらけ要素が強くなってきたマーベルのヒーロー物には嫌気がさしていますが・・・)
しかし本作品は完成を目前としたザック・スナイダー監督が、娘さんの死去により途中降板し、編集と一部撮影し直しの作業を、「アベンジャーズ」のジョス・ウェドン監督が引き継ぐと言う普通では考えられない制作体制にチェンジしたのです。
これが最良の化学変化を起こし、暗く、重いトーンが幾分緩和され、ユーモア要素が加味されてバランスの良い作品に仕上がりました。物語の前半は超人チームを作るべくバットマンとワンダーウーマンがスカウト活動をします。
まだ単体の作品がないアクアマン(ジェイソン・モモア)、フラッシュ(エズラ・ミラー)、サイボーグ(レイ・フィッシャー)の存在が希薄になる懸念を持っていましたが、上手くその特殊能力を活用して戦う場面が入っていて、その懸念は杞憂に終わりました。
特にフラッシュが場を和ませる役を請け負っていてとても良かったです。
そしてあの人が再登場するか否か。
これは劇場に行って確認してくださいね。
興行成績的にはマーベルの各作品が先行している分、勝っている感じですが、後発組のDCコミック関連作品の巻き返しがどこまで見られるのか、映画ファンの私としてはとても気になっています。
今回の評価は85点です。物語の鉤となる「世界を掌握できるマザーボックス」の存在意義をもう少し掘り下げて欲しかったです。
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- 2017/11/25(土) 13:51:29|
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