子どもの頃は怪獣映画が大好きでゴジラ、ガメラの新作が封切りされると勇んで見に行ったものです。
昨年の『シンゴジラ』も邦画としては頑張ったと思いますが、怪獣映画と言うより、災害シュミレーションが前面に出ていて、ゴジラの登場シーンが少なかった点が消化不良でした。
そこで出てきたのがハリウッド版で確か3回目のリメイクとなる
『キングコング』です。
従来の物語は、最後にマンハッタンの高層ビルに登って、飛行機の銃撃を受けて死んでしまうのですが、あれは余りにもキングコングが可哀想でちょっと好きになれません。
でも今作は髑髏島の中だけの物語ですし、2020年の『ゴジラ対キングコング』の前哨戦とも言える作品と知っていますので、安心して見ることができました。
あらすじ
コンラッド(トム・ヒドルストン)率いる調査遠征隊が、未知の生物を探すべく、神話上の存在とされてきた謎の島に潜入する。しかし、その島は人間が足を踏み入れるべきではない“髑髏島”だった。島には骸骨が散乱しており、さらに岩壁には巨大な手の形をした血の跡を目撃する。そして彼らの前に、神なる存在であるキングコングが出現。人間は、凶暴なキングコングに立ち向かうすべがなく……。この作品の監督は、主にテレビシリーズに携ってきたジョーダン・ヴォート=ロバーツと言う方ですが全然知りません。
調査遠征隊のリーダーを『マイティ・ソー』シリーズなどの
トム・ヒドルストンが演じています。
あのロキ役の情けない印象が深い俳優でしたが、時期007の候補にもなっているらしく、結構存在感があると感じました。
ヒロインは。『ルーム』という作品における迫真の演技が強烈に記憶に残っています。
そして軍の指揮官役はあのおっかない顔のサミュエル・L・ジャクソン。仁王立ちでキングコングを睨みつけるシーンは凄まじい殺気を感じました。
作品の時代背景はベトナム戦争の末期、何やら『地獄の黙示録』を彷彿するヘリの編隊飛行で髑髏島に突入していきます。
そこから完膚無きまでにキングコングにやられてしまうのですが、キングコングは従来の作品より更に巨大になり、向かうところ敵なしと言った感じでした。
キングコングの敵役は顔が骸骨のようなスカル・クローラーと言う怪獣で、地底から出てくる設定は『パシフィック・リム』を思わせます。
他の怪獣たちの造形もなかなか凝っていて、髑髏島の禍々しさを良く表していました。
まあ、はっきり言って怪獣映画はそのバトルシーンがいかに迫力あるかが、作品の評価と繋がります。
その点、今作は怪獣映画好きには完全にツボにはまる作りだと思いました。余談ですが、エンドロールの後に、心躍る仕掛けが待っていますので、最後まで絶対に席を立たない方がいいですよ。
この作品の評価は90点です。
ただしデート向きの映画じゃないですよ(笑)
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- 2017/04/07(金) 18:27:00|
- 映画
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| コメント:2
観ましたねーキングコング!吹替版でしたか?
ワタシ、あの両名の声はいただけなくて・・(苦笑)
それ以外は最高!(笑)
シンゴジラの消化不良、同感でしたからこの映画は迫力満点で単純に楽しめました♪
- 2017/04/08(土) 22:40:22 |
- URL |
- とむかの #BJNehaTI
- [ 編集 ]
とむかのさん、おはようございます。
洋画に関しては3D上映以外は全て字幕版で鑑賞しますよ。
本作の吹き替えは酷すぎると評判ですよね(笑)
内容は最高でしたね。
やはりシンゴジラはバトルシーンの少なさを感じましたか。
怪獣映画は迫力ある戦いが肝ですね。
- 2017/04/09(日) 09:23:40 |
- URL |
- SONE #QVCxQ8ys
- [ 編集 ]