前作「Bittersweet」以来、約1年半ぶりとなる
土岐麻子のオリジナル・ニューアルバム「PINK」を購入しました。

前作は不惑を迎える女性をコンセプトに沿えた作品で、渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)がサウンド・プロデューサーとしてバンドサウンドを全面に出していました。
音数が少ないサウンドでCDを聞くと少し物足りなさを感じましたが、ライブではまったく印象が異なる素晴らしい演奏になっていて、ライブを意識して制作したアルバムという感じがしました。
そして本作でサウンドプロデューサーに迎えたのは、土岐麻子が“都会的で孤独で甘美的"なサウンドと称賛するアーティストのトオミヨウ。アルバムほぼ全ての作曲、そして全曲のアレンジを担当しています。
何回かアルバムを聴いてみると、今回は打ち込みの曲がメインで、最近トレンドになっている音作りをしていると思います。
どちらかと言うと生演奏が好きな私ですが、最近発売した冨田ラボの曲も、ほぼ同じようなアレンジが成されていましたので、違和感はありませんでした。
最初に聴いた印象はイマイチかな、と思ったのですが、キャッチーなフレーズが多く、何回か聴き込むうちにじわじわと良く感じてくる不思議なアルバムです。これが現在進行形のCITY POPなのでしょうね。個人的には「Fancy Time 」と「SPUR」が出色の出来でした。
それに付属のライブDVDは最高です。
前の仙台のライブハウスで見た「TOKI ASAKO LIVE TOUR 2015 "Bittersweet"〜子曰、四十而不惑。麻子曰、惑うなら今だし。〜」のライブの感動を思い出してしまいました。
今年4月にまた仙台でライブをやるので、見に行くのが楽しみです。
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- 2017/01/25(水) 22:27:46|
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