ハナちゃんが餌をもりもり食べてくれるようになってくれたので、夫婦で夜に外出して映画を観てきました。
お互いに好きな映画シリーズの最新作
『X-MEN:アポカリプス』です。
X-MENはマーベルコッミクの人気シリーズの実写化映画ですが、同じマーベルの中でもアベンジャーシリーズは最近は食傷気味で、映画館で観る気がしなくなってしまいました。
しかしこのX-MENに関しては単なるアクションものに終わらず、人間ドラマが濃厚な作りなので、ずっと追いかけています。
この映画はヒットシリーズ『X-MEN』の第6弾にして新三部作の完結編です。
あらすじは、1983年。文明が誕生する数千年前から神として君臨していた、ミュータントの始祖でもあるアポカリプス(オスカー・アイザック)が、突如として長い眠りから覚醒する。数千年ぶりに目にした人間とその文明が、誤った方向に進んでしまったと考えた彼は新しい秩序が必要だと判断。マグニートー(マイケル・ファスベンダー)など、4人のミュータントを率いる。彼の存在と考えを知ったプロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)は、ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)らと共にその行動の阻止に挑むが……。前作の『X-MEN:フューチャー&パスト』でウルヴァリンが過去を変えてしまったので、旧三部作の世界が一旦無きものとなってしまいました。
今回の作品は改変された過去から、新たに始まるパラレルワールドの世界なので、その辺を頭の中で整理しないと、いろいろ混乱してしまう内容です。
ある解説では旧作の第一作目に繋がるといった事を書いている評論家の方もいますが、それは間違いで別な時間軸の流れです。
一緒に観たマスさんは敵味方が旧三部作の流れと異なり、急に1980年代の若い頃のミュータントの物語なので、各々のキャラの把握に時間がかかったようです。
まあ、凄い超能力の映像を観ているだけでも楽しいのですが、本作品は超能力のレベルがあまりにも荒唐無稽な表現になってしまったので、ちょっと引いてしまう感じでした。
無双のアポカリプスがいなくても、マグニートの力だけで全世界を滅亡させることが可能です。
敵役のアポカリプスにしても、その潜在能力を全て見せている訳ではないので、とても適わないといった絶望感に乏しい感じでした。邦画の『シンゴジラ』の巨神兵的な破壊シーンの方が、絶望感を嫌というほど見せてくれました。はっきり言って、前作品でジーンが死ななかった新しい未来のシーンで完結にしてほうが良かったと思いますし、この作品は無理やり制作しか感が濃厚です。
それにウルヴァリンの登場シーンがほんの僅かで、カメオ出演と言われてもいいほどだった点が残念!
さらに他の主要キャラが全て若返ってしまったのに、ウルヴァリンがやけに歳とってみえました(苦笑)
まあ、このシリーズのファンなので、若い頃の主要キャラの活躍を見ただけで満足できましたが、キャラの立ち位置が矛盾点だらけなので、あまり深く物語に入りこむことができず、ちょっと消化不良な作品と言えます。
この作品の点数は70点。次回作はスピンオフの『ウルヴァリン』関連になるみたいで、これは期待できます。
でもヒュー・ジャックマンの出演はそれで終わりなのかな?
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- 2016/08/28(日) 18:00:01|
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