私の中学校の母校のそばに瞑想の松と呼ばれるクロマツの古木があります。
子ども時代には今のように高いマンションもなく、仙台市街地から北を望むと、瞑想の松が指呼できました。
朝方、瞑想の松界隈にちょっと用事があったので、デジカメを持って立ち寄ってみました。
写真のクロマツが
瞑想の松です。

以前はもっと横に枝を広げた立派な松だった気がしますが、樹勢が悪くなったようで、かなり剪定されて小さくなったようです。
しかし樹齢600年以上で、市の保存樹木にも指定されているそうです。
現在の瞑想の松は東北薬科大学の構内にあり、一部を散策できるように開放しています。
何故、瞑想の松と呼ばれたかと言うと、明治の文豪高山樗牛(ちょぎゅう)が旧制二高で学んでいた時、かなわぬ恋を嘆き、台原の老松の下で瞑想に耽ったことから名付けられたそうです。松の下には仙台の偉大な詩人・土井晩翠が樗牛を思って詠んだ「樗牛瞑想の松」の碑もあります。
いくたびか ここに真昼の夢見たる 高山樗牛 瞑想の松
西側にはコンクリート製の展望台が建てられていて、上に登ると
仙台市街地のビル群が意外な近さで見えていました。

南東側には
太平洋が光って見えます。
南蔵王の屏風岳も霞んで見えていました。
雑木林に囲まれた散歩道を少し歩いてみます。
コナラのドングリが沢山落ちていました。
凄く太った猫二匹が日向ぼっこをしていましたが、茶トラの方は近づくと直ぐに逃げてしまい写真は撮れなかったです。

僅かな時間の散歩でしたが、子ども時代にこの界隈で遊んだ記憶が少しだけ蘇りましたよ。
ところで前夜、月が綺麗だったので
月の写真を撮影してみました。
月って意外と明るいもんで、マニュアル露出で撮影しましたが、その模様を写し込むのに苦労しました。

新月の夜に星空の写真を撮りたくなってきましたよ。
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- 2015/12/23(水) 23:14:54|
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| コメント:2
ク~さんこんにちは。
東照宮からも近い場所なので近隣の方々のお散歩コースになっているようですね。
私が子供時代には新興住宅地に囲まれた閑静な場所でした。
台原森林公園のある森は、もっと範囲が広かったですよね。
以前の松はもっと巨大だった記憶があるんですが、どうでしょう?
展望台は何時も間にかできていた感じです。
月の撮影はかなり難しかったです。
明るく撮れ過ぎるので、どこまで露出をマイナス補正するか、試行錯誤の連続でした。
- 2015/12/24(木) 10:29:01 |
- URL |
- SONE #QVCxQ8ys
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