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東北の山遊び(雑記帳)

日々感じた事を気の向くままに書いていきます。添付写真とは無関係な内容も多いです。

映画 『MEG ザ・モンスター』

先週末の怒涛の映画見まくりで最後を飾るのは、
ジェイソン・ステイサムが古代ザメ・メガロドンと対決する『MEG ザ・モンスター』です。

個人的にはスティーブン・スピルバーグの『ジョーズ』の大ファンなので、とても期待して見に行きました。

あらすじ
地球で最も深い海とされるマリアナ海溝以上の深海が発見され、探査チームが最新の潜水艇で調査に乗りだす。チームは世紀の発見に沸き立つが、突如巨大な何かの襲撃を受け、動けなくなってしまう。深海レスキューダイバーのジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)が助けに向かうと、200万年前に絶滅したはずの超巨大ザメ、メガロドンが出現する。




まあ一言で言うとサメ映画と言うより、新手の怪獣映画でした。
出だしから科学的な考察が破たんしていて、何じゃこりゃ、と感じるシーンが多く、物語にのめり込めないまま話が進んでいってしまいました。

一例を挙げると、原子力潜水艦が深海に沈み、それをレスキューに行ったのがジェイソン・ステイサムらの救出チームですが、原子力潜水艦は深海まで潜れる強度はありませんし、マリアナ海溝より深い温水層に閉じ込められていたメガロドンが、救出チームを襲えるはずもありません。

二度目の深海救出シーンでも、あんなガラス張りのような設計の深海艇では、水深200m程度で潰れてしまうと思いますし、潜航速度も速すぎます。1970年代に作った『日本沈没』で登場した深海艇わだつみの方がリアリティ溢れているんですよね。

いよいよメガロドン登場で、ジョーズのように出し惜しみしない点は評価できます。
でも全長23mのメガロドンの大きさと重量感がシーンごとに異なっているので、怖さをあまり感じないんですよね。
もっと血なまぐさいシーンを盛っていたら、傑作になっていた感じがします。

しかし主演のジェイソン・ステイサムは格闘戦じゃなくても存在感抜群ですね。
彼は水泳の飛込競技の元選手で、イギリスの代表チームに所属していたとの事で、泳ぎのシーンはとくに素晴らしかったです。
メガロドンにタイマンはれるのは人類では彼しかいないのでは、と言った感じでした。

ネット上の映画レビューでは中国の映画資本が入っているので、それを嫌って低評価する意見が多いですけど、怪獣映画としては面白い出来なので、評価は78点です。

本当は80点付けたかったのですが、エンドロール冒頭の主題歌が駄目駄目で評価を落してしまいました。


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  1. 2018/09/14(金) 21:11:35|
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映画 『クレイジー・フォー・マウンテン』

世界の名峰に挑む登山家やアスリートたちの姿を追ったオーストラリア製ドキュメンタリー映画『クレイジー・フォー・マウンテン』を見てきました。

この作品はエベレスト(ネパール)、モンブラン(フランス)、デナリ(アメリカ)、メルー(北インド)など難峰に挑む登山家や、ロープを付けずに垂直の岩壁を登頂する天才クライマーのアレックス・オノルドらの姿をはじめ、グランドキャニオンでマウンテンバイクに乗りながらのスカイダイビング、時速360キロに達するといわれるウィングスーツでの山頂からの滑空やパラグライダーなど、山を舞台とした危険と隣り合わせのエクストリームスポーツをこなすアスリートたちの勇姿を記録したものです。ナレーションをウィレム・デフォーが担当しています。



以前から公開を楽しみにしたいた作品が仙台フォーラムにて公開されたので、見逃すことは出来ません。

流石にミニシアターとはいえ、映画館のスクリーンで見た雄大な山の景色には魅了されました。

しかし内容がかなり薄っぺらいもので、期待とはかなり違っていました。
予告編と『クレイジー・フォー・マウンテン』と言うタイトルから想像すると、エクストリーム系の物凄い映像がずっと続くのかと思っていたら、完全にNHKBSで深夜に放送している山の映像集のような作りになっていて、眠気を催すクラッシック音楽と、ウィレム・デフォーの抑揚のない、内容に乏しいいナレーションが延々続きます。

それに加えてYouTubeで見た事ある映像を断片的につないで編集した内容で、さらに舞台となる山名の字幕スーパーが一切ないため、何処の山かさっぱり分かりません。
ドキュメンタリーと言うと、普通、登場人物の紹介や会話があって初めて、山に挑む人間の心象が浮き彫りになると思うのですが、それも一切なし。
おまけに最初と最後のヒマラヤやモンブラン山群の画像を二度使い、手を抜いたのが分かってしまいます。
たった1時間20分弱の本編時間が凄く長く感じてしまいました。

天才クライマーのアレックス・オノルドのフリークライミング映像はThe North FaceのYouTube映像の使い回しですが、YouTubeの編集の方が実際の音を重ねて臨場感があると思いました。ちなみにThe North FaceがYouTubeにアップしている画像は秀逸なものが多いです。



私的には素晴らしかった登攀のドキュメンタリー映画『MERU/メルー』のような作品を期待して行ったのですが、完全に期待外れの作品でした。

評価は50点です。
山岳ドキュメンタリー映画は当たり外れが激しいですね。



  1. 2018/09/10(月) 20:57:06|
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映画 『マイナス21℃』

今日も雨の一日。
山には行けないので、マスさんと二人で映画『マイナス21℃』を見てきました。

この作品は2004年にシエラネバダ山脈で遭難した、元アイスホッケー選手エリック・ルマルク(ジョシュ・ハートネット)の実話を映画化。8日間にわたる雪山での壮絶なサバイバルを描いています。

あらすじ
元プロアイスホッケー選手のエリック・ルマルクは、シエラネバダ山脈でスノーボードの最中に道に迷い遭難する。食べ物や水も無く、山岳装備もない中で、夜は氷点下となる極限状態。低体温症、空腹、野生のオオカミ、凍傷、脱水症状と困難が次々とエリックに襲い掛かる...。息子と連絡が取れず異変に気付いた母・スーザンが救助隊に捜索を依頼するが、体力気力ともに限界を迎えたエリックは、幻覚を見ながら生命の危機に追い込まれていく――。




今年の夏の猛暑から急に寒くなって、その寒さが更に倍化する感じの作品でした。

いろいろな映画レビューでの評判は「自業自得だ。」とか芳しくないですが、それは派手なエンタメ映画に慣れてしまった方の評価だと思います。

評判を信じて見に行かないのは勿体ない奥深いテーマを持った作品、と言うのが見おわって一番に感じたことでした。

雪山で迷ってからの展開はジョシュ・ハートネットの独り芝居に終始しますが、どんどん悪くなる状況と、人生の負け組になっていく過去の自分の姿がオーバーラップして語られます。

最初に彼がやろうとしたのは自分が何処にいるかを把握する事。
立ち位置を見失った彼の人生と似通った状態です。

彼は何とかスキー場に戻ろうとして、下に下に滑り降りる行動をとりました。
人生における谷底に落ちている彼は、この後に及んでも下に降りようとします。

そして切羽詰まった最後に「生きるためには前進しかない。」と彼は上を目指します。
死にもの狂いで山頂に辿り着いた彼は救助され、そこから新たな人生に踏み出したのです。

実際の遭難が同じ状況だったのかは分かりませんが、この脚本はとても秀逸で、それに母と息子の愛情を上手く絡ませて感動のラストへもっていきました。

派手さは一切ない小品ですが、長く心に残る作品と感じました。

評価は85点。
もう少しアイスホッケーで才能あふれるプレーのシーンを入れてくれれば、より落ちぶれてドラックに走った彼の心情が出たと思います。



  1. 2018/09/09(日) 18:35:53|
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映画 『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 』

昨日は雨の日曜日だったのでマスさんと映画を見てきました。

10年前に公開された人気ミュージカル『マンマ・ミーア!』の続編です。
内容は前作のその後と、母親が娘の3人の父親候補と出会った青春時代を交錯させながら描いています。

あらすじ
ギリシャのカロカイリ島で母のドナ(メリル・ストリープ)との夢だったホテルを完成させたソフィ(アマンダ・セイフライド)は、オープニングパーティーの準備に奔走していた。一方ニューヨークでホテル経営を学ぶ夫のスカイ(ドミニク・クーパー)に就職話が持ち上がり、母との夢にこだわるソフィとスカイがぎくしゃくしているとき、ソフィが妊娠していることがわかる。




ABBAのヒット作炸裂の本作は夏の暑さを吹き飛ばして、爽やかな風を贈ってくれる作品でした。
劇場内は私と歳が前後するご夫婦が大半。
自分の青春時代に思いをはせて、時には笑いながら楽しく鑑賞できました。

今年の12月にABBAが再結成されるとか。
今の時代に聴いても古さをあまり感じない楽曲の数々。
また新しい伝説を作ってくれそうな感じがします。

前作の『マンマ・ミーア!』は人気ミュージカルの映画化でした。
ベースとなる物語の流れが出来ていたので、脚本に破たんがなく、劇と歌唱のつながりもほぼ完ぺきだったと思います。
但し、元007俳優だったピアーズ・ブロスナンの超へたくそな歌には苦笑を隠せませんでしたが・・・(笑)

その続編の本作は、ここではネタバレになるので書けない、ある理由から前半がちょっとウェットな展開になってしまい、イマイチABBAの曲に乗り切れませんでした。

それに前作で出ていた若き日の元彼たちが、全く違う印象なので、見ていて思わず「えっ!」となってしまいました。
ステラン・スカルスガルド演じるビルの若い時(ジョシュ・ディラン)は、顔も似ているのでイメージと同じです。
しかしコリン・ファース演じるハリーの若い時は何やらロックミュージシャンの様な危ない風貌でしたが、痩せた好青年イメージのヒュー・スキナーでは、前作の設定とかけ離れています。
一番違ったのはピアース・ブロスナン演じるサムの若い頃で、前作ではヒッピー風だったのに、若きサムのジェレミー・アーヴァインはイケメンの爽やかな印象でした。

娘のソフィ(アマンダ・セイフライド)が、外の世界に触れたいからと、前作の最後にスカイとの婚約を破棄して、船で島から旅立った後の話は一切なし。この点、少しでも説明を入れて欲しかったです。

それに母メリル・ストリープの若き時を演じたリリー・ジェームズが、若気の至りで3名のイケメンとの情事に走り、その結果としてソフィが生まれたとは、余りにも夢がない設定でがっかりしました。
個人的には現代パートをもっと少なくしても、3人の恋人との運命の出会いを強調して欲しかったと感じます。

でも前作では3名のおばさんと、3名のおじさんが歌い狂うミュージカル仕立てだったところが、本作では若い6名の男女が楽しく歌い踊るシーンを沢山見えれ良かったです。
主演のリリー・ジェームズの歌は本当に上手かったですよ。


それに最後の方に登場したソフィの祖母役のシェール。
私の年代だと『悲しきジプシー』のヒットが思い浮かびますが、彼女は今でも現役のプロの歌い手です。
彼女がホテル支配人役のアンディ・ガルシアとデュエットする『悲しきフェルナンド』の超絶の歌声は、完全に場をさらってしまった感じがしました。

以上、いろいろゴタゴタ書き散らしましたが、ラストの生まれた子供の洗礼シーンではほろっと目に涙を浮かしてくれましたし、ミュージカル映画の楽しさを充分味あわせてくれたので評価は88点です。

『ダンシング・クイーン』の新バージョンは最高でしたよ。
ここだけでも気持ちが高揚します。

ちなみにエンドロール終わりまで立たないでくださいね。
笑わせてくれます。




  1. 2018/08/27(月) 19:00:00|
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映画 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』

今回は映画館で見るのをパスしようかな、と思っていましたが、他に興味のある作品もないので、暇つぶし『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を見てきました。
この夏のヒット作品の一つだったみたいですが、公開も終盤に入ってきているため館内は空いていました。

実は私、第一作目である『ジュラシック・パーク』の大ファンなんです。
恐竜がまるで生きているような錯覚も抱かさせる、その映像表現に度胆を抜かれました。
こんなパークがあったら、行ってみたいと思いました。

そんな中で本作は新三部作の二作目の作品です。
三部作では二作目の作りが非常に重要で、ここで手を抜くと駄作のレッテルを張られてしまいます。

あらすじ
ハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-REXの激しいバトルで崩壊した「ジュラシック・ワールド」があるイスラ・ヌブラル島の火山に、噴火の予兆が見られた。恐竜たちを見殺しにするのか、彼らを救うべきか。テーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と恐竜行動学の専門家であるオーウェン(クリス・プラット)は、悩みながらも恐竜救出を決意し島へ向かうが、火山が噴火してしまい……。




結論から先に言います。
作品のプロットは猿の惑星の新三部作に極めて近い印象です。
最後に捕らわれの身の恐竜たちを文明社会に解き放ってしまい、ジュラシック・パークからワールドへ変貌させています。
それにDNA操作に長けたヘンリー・ウー博士が生き残っているため、ハイブリッド種の恐竜を創りだす流れは途切れていません。
次回作では恐竜と人間が共存していくのか、人間が駆逐されるかどちらかの展開になりそうです。

本作では前半のイスラ・ヌブラル島の火山噴火のスペクタクルが一番の見ものでした。
後半戦はほとんどエイリアンズのような狭い館の中での戦いのシーンに終始します。

それに恐竜保護の目的が、希少な恐竜の売買と、DNA操作によって殺人兵器になりうる新種を生み出そうとする陰謀だったとは。
あまりそう言う下世話な内容にせずに、感動の恐竜大作戦にしてくれた方が私としては楽しめた感じがしました。
クローンの倫理観にまで踏み込むのはやり過ぎです。

と言う訳で本作の評価は75点です。

命からがら噴火を避けて波止場まで逃きたブラキオザウルスが、巨大すぎるため船に乗せられず、そのまま火砕流に飲まれ焼死
してしまうシーンはとても悲しかったです。

  1. 2018/08/10(金) 20:19:31|
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映画 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』

この夏、一番期待している作品『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』を見てきました。
この作品はイーサン・ハント(トム・クルーズ)率いるスパイチームの活躍を描いた人気シリーズの第6弾です。
内容は前作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の完全な続編で、監督も同じクリストファー・マッカリーがメガホンを取っています。

あらすじ
盗まれたプルトニウムを用いて、三つの都市を標的にした同時核爆発の計画が進められていることが判明する。核爆発阻止のミッションを下されたイーサン・ハント(トム・クルーズ)率いるIMFチームは、犯人の手掛かりが名前だけという困難を強いられる。タイムリミットが刻一刻と迫る中、イーサンの行動に不信感を抱くCIAが放った敏腕エージェントのウォーカー(ヘンリー・カヴィル)が現れる。




いやはや凄まじいアクションシーンの連続で、シリーズ最高傑作と巷で言われているのも納得の作品でした。

序盤のトイレ室での壮絶な肉弾戦。
超高高度で酸素ボンベを必要とする7,620メートルからのダイブ。
パリ凱旋門の放射状道路を逆走する、一つ間違えば大事故にもなりかねないバイクチェイス。
そして足を骨折してしまった、ロンドン市内のビル間の跳躍ショット。
これを56歳になったトム・クルーズがスタントとCGなしで行っているのですから驚きです。

そして2000時間の訓練の後にヘリコプター操縦の免許を取得して、トム自身が操縦するクライマックスのヘリ追撃シーン。

全てに度胆を抜かれました。

今回の作品は何時ものスタイリッシュなスパイ映画の味付けとは少し異なり、ダニエル・クレイグ版007のような、内面を掘り下げるようなシリアス路線になっています。
元妻のジュリア(ミシェル・モナハン)も最後に重要な役回りで出てきます。
ここいらへんは、シリーズを通して見ていない方にとって、感情移入がし難いかもしれません。

但しアクションは文句のつけようがないのですが、最初からアクションありきで、脚本はアクションシーンに合わせて後付けした弊害が少しでている感じがしました。
全ての作戦に何らかの齟齬が出てしまい、その帳尻合わせで無理やり結果オーライの展開になってしまうのです。

チームの一人であった分析官のブラント(ジェレミー・レナー)が、アベンジャーズの契約の問題から、本作に出演できなかったことで、IMF本部で客観的に問題を分析し、指示を与える人間の彼がいなかった点は残念です。

また途中から、ラスボスが誰か分かってしまったのも自分としてはマイナス点でした。

そんな点も考慮して評価は90点です。
暑い夏のスカッとする本作を、涼しい映画館で見てきた方がいいですよ。




  1. 2018/08/08(水) 21:24:37|
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映画 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』

スター・ウォーズで一番人気が高いキャラのハン・ソロの若い頃を描いた作品
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』を見てきました。

あらすじ
帝国軍が支配する時代。惑星コレリアで生まれ育ち、自分の力だけで生き抜いてきたハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)は、銀河で一番のパイロットになるという夢を抱いていた。やがて宇宙に飛び出した彼は、チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)という相棒を得る。彼らは、幼なじみの美女キーラ(エミリア・クラーク)らと一緒に、危険な世界に通じたトバイアス・ベケット(ウディ・ハレルソン)が率いるチームに加わり、壮大な冒険に身を投じる。




あまりアメリカ本国での興行成績がイマイチと言う情報があったため、今回はパスしようと思いましたが、やはりスター・ウォーズ印の作品は避けて通れず、たまらず見に行ってしまいました。

若きハン・ソロ役のオールデン・エアエンライクはハリソン・フォードに余り似ておらず、オーラも感じないので、その点がファンから嫌われてしまったのでしょうが、見ている内に気にならなくなりました。

この作品は内容に縛りが多く、ハン・ソロの過去のいろいろな謎を全て網羅しなければならない宿命を背負っています。
監督のロン・ハワードは急きょリリーフで監督をやらされてしまった点で大変だったと思います。

その謎は➀チューバッカとの出会い。➁愛機ミレニアム・ファルコンを悪友ランド・カルリジアン(ドナルド・グローバー)から入手した経緯。などが開かされます。
一番うれしかったのは「ケッセル・ランを12パーセクで飛んだ!」の意味が分かった点でした。
この理由付けは目から鱗でした。

でもちょっと残念だったのは続編ありきで中途半端に終わってしまった点です。
悪名高い密輸団の一員に加わり、ジャバ・ザ・ハットなどの犯罪王を相手にケッセル産スパイスの密輸を生業としていた事が一切語られていませんし、幼なじみの美女キーラが謎を残したまま、驚きの人物の元に旅立ってしまいます。
基本的に映画は一作単体で話が終わらないと評価の対象にならないと常々感じていますので、
この作品の評価は75点です。

でも本編の『最後のジェダイ』より遥かに良く出来た作品だと思いますよ。



  1. 2018/07/05(木) 22:15:55|
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映画 『万引き家族』

カンヌ国際映画祭で日本人監督で21年ぶりに最高賞のパルムドールを受賞した、
是枝裕和監督による人間ドラマ『万引き家族』を見てきました。

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この作品、是枝監督が親の年金を不正に受給していた家族が逮捕された事件に着想を得たと言われています。

あらすじ
治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は万引きを終えた帰り道で、ベランダに出されて寒さに震えるじゅり(佐々木みゆ)を見掛け家に連れて帰る。見ず知らずの子供と帰ってきた夫に困惑する信代(安藤サクラ)は、転んだと主張するが、どう見ても幼児虐待が疑われる傷だらけの彼女を見て世話をすることにする。信代の妹と思わせておいて、最後に意外な関係性が分かる亜紀(松岡茉優)を含めた一家は、初枝(樹木希林)の年金を頼りに生活していたが……。




子どもは生れた環境や親を選べません。
暑い車の車内に置き去りにされた祥太(城桧吏)や、火傷や傷を負い、「ごめんなさい。」と発するじゅり(佐々木みゆ)を見逃すことができず愛情を授けて世話する事に決めたが、そこは社会の底辺にいて、万引きまどの犯罪を犯さないと生活を維持できない家庭だった。

愛情がなく虐待をする実の親と、犯罪に手を染めさせる愛情ある偽家族のどちらの環境が子供は幸せか?
目黒の5歳の虐待死した女の子の悲痛な叫び「じぶんからきょうよりか もっともっとあしたはできるようにするから もうおねがいゆるしてゆるしてください。」に心が揺すられたばかりのこのご時世で、これほどタイムリーな映画もないでしょう。

それ以上に衝撃だったのが、貧しいながらも幸せに見えるこの家族が全て血のつながりが無かった点です。
初枝(樹木希林)の年金を頼りにより集まっただけの関係ですが、夫を略奪され一人寂しく暮らす独居老人の初枝にとっては、この疑似家族は安らぎの場所だったのかもしれません。

物語はエンタメ性皆無で淡々と進行します。
そんな点が評価の境目だと思いますが、私は純文学のように行間を読ませる独特の編集に浸れました。

そして柄本明演ずる商店の優しい店主の一言が、息子の祥太(城桧吏)に万引きは犯罪であるという価値観を芽生えさせます。
そこから大きく物語は展開していくのですが、これ以上はネタバレになるので書きません。

現代の日本は勝ち組と負け組に大きく分かれていく時代に入っています。
この映画は勝ち組の方々の視点から見ると、とてもおどろおどろした辛気臭く、見るに堪えない作品と思われてしまうかもしれません。しかし現実社会の中の底辺で蠢くこんな人たちにクロースアップした点で大きく評価できると感じます。

本作は俳優陣の素晴らしい演技が光りますが、その中でも樹木希林の演技には唸らされました。
家族全員で海水浴に行った時、砂浜に佇む樹木希林の遠いまなざしには、「こんな幸せは長く続かないんだよ。」と言う思いが込められている感じがしました。

素晴らしい作品だったので評価は95点。
マイナス5点はじゅり(佐々木みゆ)の行く末を案じてしまったからです。




  1. 2018/06/11(月) 18:50:25|
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映画 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

マーベル・シネマテック・ユニバースの最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見てきました。
2008年から始まったアメコミ・マーベルの実写化19作目の作品で、来年公開される『アベンジャーズ次回作』の前編的な位置づけになっています。

最近、マーベル関連の作品は粗製乱造気味で、少し辟易していたのですが、その作品群の中核を成す『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見逃してしまうと、先の展開に一切ついていけなくなるので、上手くマーベル商法に載せられている自分がいます。

あらすじ
それぞれ異なるパワーを持つインフィニティ・ストーンが六つそろうと、世界を滅ぼせるほどの力が得られるという。アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、スパイダーマン(トム・ホランド)らアベンジャーズはほかのヒーローたちと共に、インフィニティ・ストーンを手に入れようとたくらむ最強の敵サノス(ジョシュ・ブローリン)に立ち向かうが……。




今回の作品はアベンジャーズのヒーロー達より、敵のサノスに焦点を当てる作りになっていました。
このサノスの野望と言うのは「宇宙の中で増えすぎた生命が、食料や資源を奪い合い、全ての命を逆に危うくする。そのためにインフィニティ・ストーンを6つ集めて、アトランダムに半分の生命を虐殺する。」というものです。

今までマーベル映画に意味不明のストーンの取り合い劇が行われていたのが、本作でようやくストーンの効力と意味が分かり、その点ではすっきりしました。

でも上記のサノスの野望はどうも理解不能で、彼に感情移入する事などできず、劇中ずっとサノスが出てくる度に腹立たしく感じていました。

そして余りにもサノスが強すぎ、結局インフィニティ・ストーンを全て手にしたサノスは、指を鳴らしただけで半数の生命を抹殺してしまいます。これはアベンジャーズのメンバーもしかり。
最後に観客を絶望の淵に貶めて終わるこの作品に救いはありません。

私的にはどんなに敗戦濃厚でも、最後の最後に敵を打ち負かして終わる作品が好きなので、観終わった後にとても暗い気持ちになってしまいました。


まあ時間を遡れるストーンがサノスの手にあるので、次回作ではアベンジャーズの残りのヒーローと、新たに登場するヒーローが共闘してサノスに打ち勝つ流れだと思いますが、本作は二部作の前編とあえてうたって欲しかったと感じました。

まあ他にも言いたい事はたくさんありますが、ネタバレになってしまうのでここまで・・・

本作単体の評価は65点です。



  1. 2018/05/31(木) 21:18:26|
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映画 『レディ・プレイヤー1』

さまざまなゲームや映画、アニメ、マンガのキャラクターが登場するこの作品アーネスト・クラインの小説『ゲームウォーズ』を映画化した、スティーヴン・スピルバーグ監督作品『レディ・プレイヤー1』を観てきました。

本作はバーチャル世界[OASIS(オアシス)]を舞台に、現実世界をも巻き込んで繰り広げられる史上最大の宝探しSFアドベンチャー作品で、近未来のVR型オンラインゲームの世界をベースに、1980年代のハリウッドのSF映画や日本の漫画・アニメ・特撮などのポップカルチャーが一堂に会する、40~50歳代男性には必見の映画です。

あらすじ
2045年、人類は思い浮かんだ夢が実現するVRワールド「オアシス」に熱狂していた。ある日、オアシスの創設者の遺言が発表される。その内容は、オアシスの三つの謎を解いた者に全財産の56兆円とこの世界を与えるというものだった。これを受けて、全世界を巻き込む争奪戦が起こり……。




まるでおもちゃの箱をひっくり返したような作品でした。
とにかく彼方此方に人気キャラクターが怒涛のごとく登場しているようなのですが、動きが早くて認識できたものは僅か。
これはレンタルDVDで再確認せねばなりません。
(ウィキペディアでクロスオーバーしたキャラクターを調べてみると驚きます。)

スピルバーグとプロデューサー陣は、これらのキャラをクロスオーバーするために、著作権交渉に数年を費やしたとか。

物語の内容は単純で、VRゲーム仕様の宝探しに、現実世界での戦いを交えた内容で、それに主人公とヒロインの恋愛が絡んできます。
今のVFX技術なら仮想空間も実写と変わらない感じで作れますが、あえてゲーム的な感覚の作りにしているのがミソでしょうか。
バーチャル世界のアバターに関して好き嫌いが分れるかもしれませんが、私はすんなりと受け入れる事ができました。

しかしスピルバーグは御年71歳なんですね。
この若々しい感性を未だに持ち合わせていることに驚きます。

個人的には『俺はガンダムで行く!』のシーンが一番盛り上がりました(笑)

評価は88点。深みのある内容ではないですが面白かったです。




  1. 2018/04/26(木) 23:04:13|
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この映画観たい(T_T)

7月21日から公開される映画『クレイジー・フォー・マウンテン』



見たいんだけど、仙台では公開予定がないようで・・・

DVDになって家で鑑賞しても、劇場の大スクリーンで見る迫力がないんですよね。

  1. 2018/04/24(火) 22:34:35|
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映画 『トレイン・ミッション』

土曜日の午後はマスさんと映画『トレイン・ミッション』を見に来ました。

ジャウマ・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソンがタックを組んだ緊迫のサスペンス『アンノウン』『フライト・ゲーム』は非常に面白い作品でした。
その最新作と言える『トレイン・ミッション』公開されたのでマスさんと二人見に行かない訳にはいきません。

あらすじ
10年前にNY市警を辞め、保険会社に勤める60歳のマイケル(リーアム・ニーソン)は、定年まで後5年なのに会社の都合で突然解雇を言い渡される。今後のローン返済や息子の学費のことが頭をよぎり途方に暮れるマイケル。いつもの電車で帰宅途中の彼の前に面識のない女性が座り、『➀普段は見かけない乗客、➁終着駅で降車する、③通称:プリン』という三つのヒントを頼りに乗客の中から大切な荷物を持った人物を捜し出し、カバンにGPSの発信機を入れれば、10万ドルを支払うと持ち掛けてくる。




この作品の原題は「THE COMMUTER」=通勤者。
日常的に使い慣れた通勤列車が舞台で、罠にはめられた主人公が限られた時間と列車内というワンシチュエーションの状況下で、人質になった妻と息子の身を案じながら、巨大な陰謀に巻き込まれていく様は緊迫感満点でどんどん引き込まれてしまいました。

本作は大作とは言えないいわゆるB級映画ですが、B級映画の面白さが満載しています。
おそらく真犯人はあの比較的有名な俳優と思わせておいて、最後のドンデン返しには唸らされました。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、ジャウマ・コレット=セラ監督は現代のヒッチコックと呼べる存在とも感じます。

『96時間』以降、サスペンスアクション分野で新たな魅力を開眼した名優リーアム・ニーソンですが、彼ももう65歳。
そろそろアクション映画を卒業したいともらしているようです。
でも本作を見るとまだまだアクションいけそうな感じですので、もう少しこの分野の作品で頑張って欲しいと思います。

評価は80点。
最後は余韻を持たせた終わり方でしたが、巨大な陰謀の真犯人まで行きついて欲しかったです。
でも映画館で観る価値は充分ある面白い作品でしたよ。




  1. 2018/04/09(月) 23:40:46|
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映画 『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』

最近あまり観たい作品を作っていない印象が高かったリュック・ベッソン監督。
久しぶりにB級映画色満載の怪作を送り出してくれました。
それがSFアクション映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』です。

この作品、私が知らないフランスの人気SFコミックの実写化らしく、かの『スターウォーズ』にも少なからず影響を与えているとか。
近年の宇宙SF物の映画は真面目に科学的考察を盛り込んでいたり、テーマが暗いものばかりでしたが、本作は全然違っていました。

あらすじ
西暦2740年。宇宙の平和を守るため、銀河をパトロールしている連邦捜査官のヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)。アルファ宇宙ステーションに降り立った彼らは、長い時間をかけて規模を広げ、多種多彩な種族が共存している“千の惑星の都市”の繁栄を目にする。だがその裏にはある秘密が存在し……。






本作はとにかくPOPでカラフルな色彩に溢れていて、ハリウッド制作のSF映画とは一線を画す映像美に満ちていました。
宇宙物のSF映画を映画館で鑑賞するのは、今までに見た事がない映像を迫力ある大スクリーンで見たいからであり、本作はその欲望を余すことなく満たしてくれるものでした。

話の中心はチャラ男とツンデレの美女の愛の話で、中身はあまり深くありません。
リュック・ベッソン監督の出世作「フィフス・エレメント」が気に入った方なら大満足の評価を与えること請け合いです。

但し、話の肝となる変換器とパワーを持つ真珠の役割が最後まで分からず、その点では勢いだけで突っ走った作品と捉えるしかありません。

この作品が当たれば続編が出るような事を監督は言っていたようですが、全世界でコケてしまった感じで、リュック・ベッソン監督が経営する映画制作会社のヨーロッパ・コープの屋台骨がかなり傾いてしまったと聞いています。

好きな監督なので、今後も映画制作にまい進して欲しい希望を込めて評価は80点です。





  1. 2018/04/03(火) 18:38:39|
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映画 『グレイテスト・ショーマン』

週末は土曜日が雪、日曜日は近隣の里山を歩いて、少し汗を流すつもりでしたが、朝一から雪かきになってしまい行く気が失せてしまいました。

山に登らない週末の楽しみは映画鑑賞です。

今回はマスさんと二人でミュージカル映画の『グレイテスト・ショーマン』を観てきました。

この作品は19世紀に活躍した実在の興行主:P・T・バーナムを『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマンが演じるミュージカルです。
空想家のP・T・バーナムは下層階級の家に生まれ、貧困にあえぐ少年期を過ごしますが、その卓越したアイデアと野心でサーカスを起こし、人々を熱狂させます。その成功は家族と仲間達の信頼と愛があってこそ成し得たものです。
監督はマイケル・グレイシー。ミシェル・ウィリアムズやザック・エフロンらが共演。
『ラ・ラ・ランド』で第89回アカデミー賞歌曲賞を受賞した、ベンジ・パセックとジャスティン・ポールが音楽を担当しています。



1年前に観た『ラ・ラ・ランド』が切ない中にも、とても心に残る秀作だったので、今回のミュージカル映画も期待していました。
この作品はその期待以上に素晴らしい作品でした。

気を衒うことのない王道のサクセスストーリーですが、配役、音楽、ダンス、映像、ストーリーの全てが完璧です。

バーナムが生きた19世紀は人種やジェンダー、そして異形の姿を持つ人々に対し、強烈な格差社会でした。
バーナムはそういった社会から蔑みの目で見られていた人々を集め、見世物として生きる術を与えます。
そう言った観点からバーナムの事を評価しない論評も見られますが、社会的弱者が自分たちの存在を主張し、生きる場を与えた彼の功績は大きいと感じます。

この作品の中で最高の一曲が、弱者の彼等が歌い踊る『This Is Me』でした。



それとオペラ歌手ジェニー・リンド役のレベッカ・ファーガソンが『Never Enough』を熱唱するシーンは必見です。
実際はレベッカ本人が歌っている訳ではなく、Loren Allred というシンガーの吹き替えだそうですが、バーナムがハッタリではない、本物のエンターテインメントに出合う一瞬が表現されています。

しかし現代を顧みると、この作品の舞台である19世紀と同様に、格差社会、そして人種差別やマイノリティの人々を排他する世相に溢れていると感じます。
人々の幸せは助け合いと思いやりの心。
それを見事に表現してくれた素晴らしい作品でした。

映画館を後にするとき、幸せな気分に浸れました。

この作品の評価は95点です。


  1. 2018/02/19(月) 18:30:30|
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映画 『キングスマン:ゴールデン・サークル』

マシュー・ヴォーンが監督した前作の『キングスマン』はなかなか斬新なスパイ映画でした。
今回はその続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』を観てきました。

予告編を見ると、何やら仲間が皆殺しにされて『G.I.ジョー』の続編『G.I.ジョー バック2リベンジ』みたいな展開。
今度はアメリカのスパイとともに戦うようですが、アメリカのスパイの恰好がいけません。
今どきカーボーイスタイルで街を闊歩する人はいないでしょ。
スパイが逆に目立ってしまっては駄目です。

という事で、この続編はDVD鑑賞で済ますつもりでした。
でも車のオイル交換を頼んでいる時間、待っているのも嫌なので、暇潰しで観ることにしました。

あらすじ
謎の組織「ゴールデン・サークル」によって、ロンドンにある高級スーツ店を隠れみのにしたスパイ組織「キングスマン」の根城がつぶされ、ほとんどの構成員が殺されてしまう。残ったのは、以前スカウトされて腕を磨いたエグジー(タロン・エガートン)と、教官でありメカ担当のマーリン(マーク・ストロング)だけだった。二人は敵を追い、同盟スパイ組織の「ステイツマン」の協力を求めてアメリカへ渡る。




スパイ映画とは言いながら、最近の007シリーズのようなシリアスさとは無縁のドタバタコメディ風味が魅力の作品ですが、本作は少し度が過ぎた感じです。
最初のロンドンタクシーのカーチェイスは迫力満点で良かったけど、カニバリズム表現が出たところで一気に興味が失せてしまいました。いくら何でもやり過ぎ。
仲間が裏切っている事をどうして分かったのかも不明で、アメリカ大統領補佐官が最後に大統領を弾劾するのも、自分の罪をそっちのけで不自然。とにかく脚本がはちゃめちゃで、アクションシーンを見せたいだけの作品と思いました。
予告編で想像した通りの中身の無い内容が続き、DVD鑑賞で良かったと思います。

でも一つだけ良かったのは、何とエルトン・ジョンが出演して、結構重要な役割をしていた点。彼の性癖をちゃかすシーンもあります。
良く出演したものだと度胆を抜かれました。

今回の評価はエルトン・ジョン出演のご祝儀も含めて70点です。




  1. 2018/02/05(月) 23:04:14|
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映画 『ジオストーム』

今日は好天で雪山日和でした。
しかしいろいろ買い物に出る予定があったので、そのついでに今年最初の映画鑑賞に行ってきました。

久しぶりにマスさんと一緒に観たのは『ジオストーム』です。

あらすじ
西暦2019年、温暖化による異常気象が世界各地を襲い、地球に脅威をもたらしていた。国際社会はこれに対抗するため、気象制御衛星「ダッチボーイ」を開発し、人類を存亡の危機を防いだ。
それから3年後、ダッチボーイのシステム異常によって、アフガンの砂漠が一瞬にして凍る異常事態が発生する。システムを開発した科学者ジェイク(ジェラルド・バトラー)は原因究明のため宇宙ステーションに向かうが、そこで誤作動の裏にある恐ろしい陰謀を知る。彼はそれを阻止し、システムの暴走を収めることができるのか!?




予告編を観るとデザスター(災害)ムービーをアルマゲドン風味にした感じのB級映画と思い、あまり期待しないで行ったのですが、見たら予想を完全に覆され、大当たりの映画でした。

どちらかと言うとアクション俳優のジェラルド・バトラーが超天才科学者に扮し、弟役が『クラウド・アトラス』で印象に残る演技をしたジム・スタージェス。アメリカ大統領にアンディ・ガルシア、国務長官にエド・ハリスと来たら、B級作品なんてとても言えません。
内容も途中からポリティカルサスペンスに様変わりし、凄いスピードで目まぐるしく展開が変わります。

アクションは弟の彼女がシークレットサービスで、切れのあるアクションシーンをいってに引き受けていて恰好良い事。

今までの映画で行ったら『アルマゲドン』、『ゼロ・グラビティ』、『2012』、『シークレット・サービス』などの美味しいシーンをてんこ盛りにした感じで、女川丼を食べた時のような満足感が得られました(笑)

快作、そして怪作とも言える『ジオストーム』。
年の始めから映画の楽しさを改めて示してくれたので、評価は90点です。
マスさんもとても面白かったと言っていました。

  1. 2018/01/20(土) 21:49:00|
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映画 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

前作の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が余りにもスターウォーズⅣのプロットを上書きした内容だったので、期待を裏切られた感じでしたが、本作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』はスターウォーズおたくで、『LOOPER/ルーパー』などのライアン・ジョンソン監督に変わった事で、少しは新しい展開が見られるのでは、と期待しながら映画館に足を運びました、

でも最初の戦闘シークエンスで、宇宙空間なのに大量の爆弾を敵戦艦に落として轟沈させるシーンを見て唖然としてしまい、それから先の展開が心配になってしまったのです。

あらすじ
レイア・オーガナ将軍が率いるレジスタンスにハックス将軍が率いるファースト・オーダーの艦隊が奇襲をしてきた。レジスタンスのパイロットであるポー・ダメロン中佐がドレッドノート級のスター・デストロイヤーのキャノン砲を破壊する命令を受けたが、敵のTIEファイターの攻撃によりポーが乗っていたXウイングが被弾してしまう。レイアの「戻れ」という命令を無視して攻撃を続行するが、その間にレジスタンスの爆撃機が次々に撃墜され残り一機になるも、なんとか爆弾を投下しスター・デストロイヤーを撃沈することに成功する。その隙にレジスタンスの艦隊は、ハイパースペースへ逃げ始める。しかしファースト・オーダーの艦隊を率いるハックス将軍は、レジスタンスの宇宙船に仕込んだ追跡装置により彼らがどこへ逃げ込んだのか補足していた。
一方、惑星オク=トーの孤島で隠居生活をしていたルーク・スカイウォーカーの元へ来たレイは、ライトセーバーを差し出すがルークはレイの目の前で捨ててしまう。




この作品、今年数多くの映画を観ていますが、前半の50分ごろまでの流れが非常にかったるく、眠さを抑えるのに必死でした。
自分的には名作と言われた『スターウォーズⅤ╱帝国の逆襲』をより深化させて、その時のヨーダとルークの師弟関係以上に、ルークとレイがなるのかと思っていたのですが、ルークがうだうだとしているばかりで、ジェダイの教えもフォースとは何か、を哲学的に現したのみ。結局、レジスタンスの危機を救うためにレイは中途半端にルークと袂を分けてしまいます。

そして、ただただ逃げるのみのレジスタンス艦隊。
敵艦の追跡装置を壊すために、そのロック解除方法を知る人物を探しに、中国系の太った若い女性ローズと行動を共にしてカジノ惑星に向かいますが、その人物には会えず、逆にファースト・オーダー側にレジスタンスのその後の行動を知らせてしまう事になります。この一連のシークエンスは全くの不要。
とにかくレジスタンスは全編ほぼ防戦一方で、多少でも逆転劇があれば観ているこちらも気持ちが高揚するのに、それも一切なし。

唯一良かったのはレイとカイロ・レンが共闘してライトセイバーで戦うシーンのみでした。

このスターウォーズの新三部作は、『フォースの覚醒』が顔出し興行に終治し、何も新機軸を打ち出さなかった点が一番の欠点だと思います。全て次作に丸投げしたしまった弊害が今回出てしまいました。

帝国軍の残党であるファースト・オーダーが共和国軍を壊滅させたのか。
新たなシスであるスノークの出自が一切不明。
スターウォーズⅡとⅢを使ってまで、アナキン・スカイウォーカーが暗黒面に落ちた理由を観ている人達に納得させたのに、カイロ・レンが暗黒面に魅入られる最初の理由が、ただダース・ベイダーへの崇拝からだけ?
ジェダイ・マスターになるためにはパダワンの時から師について、厳しい修行が必要なのに、ほとんどルークから何も学んでいないレイが何であんなにフォースを扱えるの?

これらの疑問点は全て次作のスターウォーズⅨで判明&回収されるのでしょうか?

その期待値と、本作撮影後にお亡くなりになられたキャリー・フィッシャーさんのご冥福をお祈りして、
評価は80点です。(甘々な点数ですけど・・・)



  1. 2017/12/20(水) 22:36:42|
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映画 『オリエント急行殺人事件』

アガサ・クリスティの傑作ミステリーをケネス・ブラナーが監督と主演を兼任してリメイク版の『オリエント急行殺人事件』をマスさんと一緒に観てきました。
ヨーロッパ各地を巡る豪華列車を舞台に、名探偵エルキュール・ポアロが客室で起きた刺殺事件の解明に挑みます。

あらすじ
トルコ発フランス行きの豪華寝台列車オリエント急行で、アメリカ人富豪のエドワード・ラチェット(ジョニー・デップ)が刺殺体で発見される。偶然列車に乗り合わせていた探偵のエルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)が、鉄道会社に頼まれ密室殺人事件の解明に挑む。乗客のゲアハルト・ハードマン教授(ウィレム・デフォー)やドラゴミロフ公爵夫人(ジュディ・デンチ)、宣教師のピラール・エストラバドス(ペネロペ・クルス)、キャロライン・ハバード(ミシェル・ファイファー)らに聞き取りを行うポアロだったが……。




実は私は『オリエント急行殺人事件』に関して、1974年に公開された映画も、原作も未見です。
マスさんはミステリーが大好きなので、誰が犯人か知っていますが、新作となる今回の映画に興味があるようですし、私もジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス、ウィレム・デフォーら豪華キャストが集結する群像推理劇なので是非とも映画館に足を運ばなくてはと思っていました。

内容が推理サスペンスなので、少しでも詳しく感想を述べると、即ネタばれになってしまいます。
しかし何度も映像化された作品なので、犯人が誰か知った上で鑑賞している人が大半なのでしょうね。
最後の緊迫感溢れた事件の真相を暴く大詰めは、名優ケネス・ブラナーの真骨頂でした。
マスさんの言うには原作のポアロは背の低いダサい男だそうですが、ブラナー版のポアロは髭がちょっと変な点を除くと、非常にスタイリッシュでかつ頭脳明晰。
これまで善と悪の二極しか世の中には存在しないと断言していた彼が、最後に許せる悪もあるとしたラストは感動的でした。


この作品は共演者の全てに演技力が求められる内容で、その意味で絶妙なキャスティングになっていたと感じます。
ド派手なCGやVFX満載の映画がヒットする今の時代において、こういった密室殺人のサスペンス映画は非常に少なくなっています。映画ファンの一人として、演技力が求められるこの様な映画がもっと公開されればいいなぁ、と思います。

今回の評価は90点です。
私が原作も1974年版の映画も見ておらず、誰が犯人か分からないので、かなり衝撃のラストでした。
結末が分かっている方ならもっと点数は低いかもしれませんね。

余談ですが、本日公開の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ 』の主役レイに扮するのは、本作で家庭教師役をやっていたデイジー・リドリーです。ほぼ同時期に公開の二つの映画に出演するなんて、彼女も売れっ子になってきましたね。
でもデイジーを良く見るとキーラ・ナイトレイにとても似ていると思ったのは私だけではないようです。
ジョニー・デップも出演していて、これでオーランド・ブルームが出ていたらまるで『パイレーツ・オブ・カリビアン』ですよ(笑)

  1. 2017/12/15(金) 21:33:43|
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映画 『ジャスティス・リーグ』

DCコミックスのヒーローたちが集結した最新作『ジャスティス・リーグ』を観てきました。

前作の「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」があまり納得のできる作品ではなかったのですが、大好きな『ワンダーウーマン(ガル・ギャドット)』をまた見られるとあっては外せない作品です。

あらすじ
ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)は、スーパーマンの捨て身の行動に影響を受け、再び人類を信じるようになる。彼は新たな相棒ダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)の手を借り、強敵との戦いに備えて準備を進める。バットマンとワンダーウーマンとしてお互い協力を約束した彼らは、共に戦ってくれるヒーローたちを集めるが……。




ザック・スナイダー監督の作品はこれまでトーンが非常に暗く、マーベルの作品の明るさと比べて陰鬱なイメージが払しょくできていませんでした。(個人的にはおちゃらけ要素が強くなってきたマーベルのヒーロー物には嫌気がさしていますが・・・)

しかし本作品は完成を目前としたザック・スナイダー監督が、娘さんの死去により途中降板し、編集と一部撮影し直しの作業を、「アベンジャーズ」のジョス・ウェドン監督が引き継ぐと言う普通では考えられない制作体制にチェンジしたのです。

これが最良の化学変化を起こし、暗く、重いトーンが幾分緩和され、ユーモア要素が加味されてバランスの良い作品に仕上がりました。

物語の前半は超人チームを作るべくバットマンとワンダーウーマンがスカウト活動をします。
まだ単体の作品がないアクアマン(ジェイソン・モモア)、フラッシュ(エズラ・ミラー)、サイボーグ(レイ・フィッシャー)の存在が希薄になる懸念を持っていましたが、上手くその特殊能力を活用して戦う場面が入っていて、その懸念は杞憂に終わりました。
特にフラッシュが場を和ませる役を請け負っていてとても良かったです。

そしてあの人が再登場するか否か。
これは劇場に行って確認してくださいね。

興行成績的にはマーベルの各作品が先行している分、勝っている感じですが、後発組のDCコミック関連作品の巻き返しがどこまで見られるのか、映画ファンの私としてはとても気になっています。

今回の評価は85点です。
物語の鉤となる「世界を掌握できるマザーボックス」の存在意義をもう少し掘り下げて欲しかったです。


  1. 2017/11/25(土) 13:51:29|
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映画 『ブレードランナー 2049』

個人的には今年の真打とも思っている映画 『ブレードランナー 2049』を観てきました。

この作品は1982年に公開されたリドリー・スコット監督作品『 ブレードランナー 』の続編です。
公開当時は興行的に大コケしてしまいましたが、公開以降にカルト的な人気を博し、SF映画の歴史を変えたとも言われています。
それまでの未来を題材にした映画は、きらびやかな美しい未来か、核戦争によって砂漠化した未来しか提示していませんでした。
リドリー・スコット監督は、大気汚染で酸性化した雨が降り、日本文化が融合したロスアンゼルスの町を表現していて、その後のアニメや映画に大きな影響を与えました。

それから35年の歳月が流れ、よもや「ブレードランナー」の続編が出るとは思いもよらず、しかも本作の監督が私も絶賛している『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督となれば期待が高まります。

あらすじ
2022年にアメリカ西海岸で大規模な停電が起きたのをきっかけに世界は食物供給が混乱するなど危機的状況を迎える。2025年、科学者ウォレス(ジャレッド・レトー)が遺伝子組み換え食品を開発し、人類の危機を救う。そして、元捜査官デッカード(ハリソン・フォード)が突然行方をくらませて以来30年の月日が流れた2049年には、レプリカント(人造人間)の寿命に制限がなくなっていた。




この作品、リドリー・スコットが制作に回り、ドゥニ・ヴィルヌーヴに監督を任せた事により、前作の世界観がより深化した内容となりました。但し、最近のハリウッド映画によくあるスピーディな展開とは全く異なる、ヨーロッパ映画を観ているようなゆっくりした流れで物語が進行します。内容的にはSFサスペンスで、常に緊張の糸が張り詰めたようなところがあるので、突然訪れるハードな戦いのシーンがより生きてくる感じがしました。
そして謎解きに繋がるシーンが小物から、登場人物の表情に至るまで出てくるので、2時間43分も凝視するのに疲れる観客もいるかもしれません。(私の場合は大丈夫でしたが・・・)

物語の骨子は新ブレードランナー”K"として出演するライアン・ゴズリングの自分探しが中心で、それに旧作の面々が上手く絡んでいて、オリジナル作品ファンには堪えられない内容でした。
サスペンス物なので、少しのネタバレでも興ざめになってしまいますから、詳しい内容には触れません。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『メッセージ』に好評価与えた人は、この作品は好きだとおもいますよ。
今回の評価は『95点』。
前作の『ブレードランナー』をDVDなどで観て、予習してから劇場に行くと、より楽しめると思います。
でも女性向きではないかな。
ライアン・ゴズリングのファンなら、彼の憂いを秘めた寡黙な演技に酔いしれるかもしれませんが・・・

おまけ。
2022年にアメリカ西海岸で大規模な停電、に関する関連アニメ作品がアップされています。





  1. 2017/11/02(木) 22:02:31|
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Author:SONE
(続)東北の山遊び 本館にも遊びに来てくださいね。

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