東北の山遊び(雑記帳)

日々感じた事を気の向くままに書いていきます。添付写真とは無関係な内容も多いです。

コミック版 神々の山嶺

この連休の土日は雨の予報でしたので、山は諦めて雨読に励んでいました。

と言っても気軽に読めるコミック版の「神々の山嶺」をツタヤから借りてきて読んでいただけなんですが・・・

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夢枕獏原作のこの作品は、映画化されて今年の春に公開されましたが、その内容が原作を端折り過ぎて完全に破たんした内容でしたので、原作を読んで感動していた私としては非常にがっかりした覚えがあります。

その記事は → コチラ

しかし谷口ジローが描いたコミック版の方は、読んだ方のほとんどが素晴らしいと評価されておりましたので、これは機会があったら読んでみたいと思っていました。

でもツタヤでは行く度に他の方がレンタルしているので、今までなかなか借りられない状態でした。


で、読んでみた感想ですが、小説をそのままビジュアル化した内容で、山の描写が素晴らしく、登攀シーンも迫力満点で最高の作品でした。
小説ではマロリーがエベレストの山頂を踏んでいたか否かはぼかしていたのですが、このコミック版は最後にその点が上手くまとめられていて、読後感は小説より遥かに上を行っています。

映画の出来の悪さに憤慨した方は是非このコミックを読んでください。
夢枕獏が一番表現したかった部分がより鮮明に見えてきますよ。



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  1. 2016/10/09(日) 18:46:36|
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コミック 『僕だけがいない街』

珍しく漫画ネタの記事です。

漫画大好きのマスさんから、三部けいによる漫画作品『僕だけがいない街』がとても評価が高いと聞いていたましたが、某書店の中古コーナーに1巻から完結した8巻までBOOKOFFより格安で販売していたので、読みたくなって思わず大人買いしてしまいました。

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この作品は『ヤングエース』(KADOKAWA)にて、2012年7月号から2016年4月号まで連載され、『このマンガがすごい!2014』オトコ編第15位。『マンガ大賞2014』第2位に選ばれたそうです。

<あらすじ>
売れない漫画家・藤沼悟は、「再上映(リバイバル)」と呼んでいる特殊能力を持っていた。その能力は、直後に起こる「悪いこと(事件・事故等)」の原因が取り除かれるまで、その直前の場面に何度もタイムスリップしてしまうというものだった。自分の意思とは関係なく発動する上に、能力が発動した結果「マイナスだったことがプラマイ0になる(悪いことが発生しなくなるだけ)、もしくは自分にとってマイナスになる(未然に防ごうとした結果、自分が労力を使う)」というこの能力に不満を持ちながら、悟はピザ屋のアルバイトをこなす日々を過ごしていた。

ある日、ピザの配達中に交通事故をめぐるリバイバルを経験した悟は、事故の被害は減らせたが自身は負傷し、二日間入院することになる。これを機会に、ピザ屋で一緒にアルバイトをしていた愛梨と親しくなり、また事故の知らせを受けて上京した母親・佐知子とアパートで暮らし始めることになる。

後日、佐知子との買い物中にリバイバルが発生、このとき子連れの男の挙動に注目した佐知子は誘拐を未然に防いだことを確信し、同時に1988年に北海道で起きた誘拐殺人事件の真犯人の正体にも気付いた。しかし、真犯人も気づかれたことを察知し、正体を伝えられる前に佐知子を殺害、死体の発見者である悟を犯人に仕立て上げる。悟は死体を発見後、リバイバルで殺害を阻止できないかと試みるが失敗。さらに強く念じたところ、それまで経験したことがない長期間のタイムリープが発生し、1988年にいることに気づく。2006年で母親を殺害した犯人と1988年の連続誘拐殺人事件が同一人物であると確信した悟は、2つの時代を往復しながら真犯人に立ち向かっていく。
(wikipediaより)



三部けいと言う漫画家の存在は今まで知りませんでしたが、秀逸なストーリーテーラーであることに間違いはありません。
全巻を通じて話の構成がきちんと出来上がっていて、彼方此方に散りばめられた伏線が物の見事に回収されていきます。
個人的にはタイムスリップやタイムリープを扱ったSF小説が大好きなんですが、この作品はそれに上質なサスペンス要素を詰め込んで、最強のサイコパスである犯人に迫っていきます。
その中でタイトルの『僕だけがいない街』の真の理由を浮かび上がらせる手腕は凄いの一言でした。
そして読後感の非常に爽やかな点は特筆ものです。

あまり漫画は読まず、どちらかと言うとアニメの方が好きな自分ですが、この作品については出会って良かったと思いました。

たかが漫画と考えず、多くの方に読んで欲しい作品です。
但し、全巻一気読みをするのがお勧めですよ。

ちなみにアニメと、藤原竜也主演の実写映画は最後のシーンが原作とまったく異なっています。
アニメの犯人は犯行に至った動機が弱いですし、映画はタイトルをはき違えて別な内容になっているようです。




  1. 2016/07/08(金) 22:33:03|
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漫画 『山靴よ疾走れ!!』

最近、マスさんが漫画に浸りきっているので、それに感化されて私もアマゾンで中古本を買って、何作品か読んでいます(笑)

その一つが『山靴よ疾走れ!!』です。
タイトルはこれで『やまぐつよはしれ!!』と読ませるようです。

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作画:紅林直、脚本:生田正による漫画ですが、紅林直の漫画って初めて読みました。
2000年7月まで週刊ヤングジャンプに連載され、その後コミックとして2000年から2001年にかけて発行された漫画なので、よくそんな漫画の存在を知っていたかと言いますと、以前、山と渓谷の誌面の中に山岳漫画特集が掲載されていて、そこで面白そうだな、とわずかながら記憶の中にあったのですよ。

読んでみると内容は結構面白かったです。

「北アルプス警備隊」という架空の山岳救助隊を舞台にした物語で、剱岳の単独登山中に遭難してしまった医大生・鹿賀晶が、新人女性警備隊員・嘉門ハルカに救助されることから物語は始まります。
三年後、晶も警備隊の隊員になり、さまざまな事件を通じて、ハルカとともに成長していく様が描かれます。

この話の元ネタは谷口凱夫著の『北アルプス交番勤務を命ず』という実話で、この本は私の蔵書にもなっていました。
剣岳における厳しい救助活動の事が詳しく分かり、警察官って大変だな、と感じました。


その後に『岳』が出版され、救助する側の話もこれに極まった感がありますが。その大分前にこんな山岳救助隊の漫画があったのは特筆するものだと思います。
内容的に良い意味での誇張はあますが、『岳』と違ってリアリティに溢れた物語なので読んでいて納得できました。

主人公の過去や、ハルカの父を思う心など、感情移入できる要素も多分にあり、登山をしない方でもスイスイ楽しく読めてしまう漫画でした。

でも漫画好きのマスさんは、『画が古くて読む気にならない。』の一言。
漫画って絵面の好みで読みたいか読みたくないかが決まるもんなんですね(笑)



  1. 2016/03/24(木) 22:11:39|
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『山の本 No.95(2016春号)』に紀行文が掲載

明日3月15日に発売の『山の本 No.95(2016春号)』
に私の山岳紀行文が掲載されています。

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この本は小規模な書店ではあまり売られていないので、その存在を知らない方も多いとおもいますが、第1巻の配本から24年も発行され続けている季刊誌(毎年3月、6月、9月、12月の年4回発行)なんです。
基本的に雑誌ではなく単行本(双書)の扱いで、その内容は紀行、随想、コラム、ガイド、本の紹介などで構成され、自社出版物以外の広告スペースはない、山の文芸誌となっています。

今回の2016 春号の特集は『残雪期に登りたい山』
その最初の記事として私が書いた紀行文が取り上げられました。

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この記録は2009年3月に登った弁慶山のものですが、今でも強烈に記憶に残っている山でしたので、その点は書き易かったです。
しかし、いざ原稿を書き始めてみると、山の迫力や雰囲気を全て文章で表現する難しさを痛感しました。

でもこうして自分の文章が活字になって手元に残るのは、とても嬉しく思います。

『山の本 No.95(2016春号)』(白山書房発行・B5版 全140頁)の価格は税込み1400円です。

興味がおありでしたら、是非、有名書店にて手に取ってご覧ください。
購入していただければ更に嬉しいです。

書店に在庫がなくても白山書房にネット注文できますし、書店やAmazonで取り寄せ可能ですよ。


  1. 2016/03/14(月) 13:29:16|
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山菜・キノコ料理本

マスさんが某図書館から『ビン詰め、乾物、塩蔵品などを使った 春の山菜・冬料理、秋のキノコ・春料理』と言う書籍を借りてきました。

この本の内容が良かったので購入したいと思いましたが、2000年発行で廃刊になっており、中古本の値段はネットで7541円ととても手が出る値段ではありません。

そこで山形県小国町在住の著者:今善一さんで検索したみたら他の書籍を出版している事が分かりました。

それが写真の三冊です。

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現在は廃刊のものが多かったのですが、アマゾンで中古本が格安で販売していたので、直ぐに購入しようと思っていたら、マスさんが私が買う!と言ってポチりました。
直ぐに私の自宅に届き、現在は二人で読んでいる最中です。

山菜やキノコのガイドブックは数多くありますが、その調理方法を詳しく書いている本って、今までほとんど見たことがありません。採取した後は、ほとんどワンパターンで調理して食べているのがほとんどだと思います。

他の家庭、それも山菜やキノコの本場での調理方法って、今まで簡単に話の中で聞いたこと以外は知りようがありませんでした。


『山菜クッキング』で紹介している山菜はアイコ、アケビ。アズキナ、イッポンコゴミ、ウコギ、ウド、ウルイ、カタクリ、ギョウジャニンニク、コゴミ、コシアブラ、ゴボウアザミ、サンショウ、シオデ、シドキナ、ゼンマイ、タラノキ、トリアシショウマ、ノビル、ハリギリ、フキ、ミズ、ヤマブキショウマ、ワラビなど。

山菜のあく抜き方法や、貯蔵の仕方なども記載されていてとても役立ちます。


『これがキノコ料理だ』はヌメリイグチ、エノキタケ、チチタケ、シイタケ、ヒラタケ、エゾハリタケ、アイシメジ、ハタケシメジ、マツタケ、ナラタケ、ナラタケモドキ、ナメコ、ムキタケ、フユヤマタケ、サクラシメジ、ブナハリタケ、ホウキタケ、シロキクラゲ、マイタケ、キクラゲ、トンビマイタケ、クリタケ、コウタケ、アミタケ、タマキクラゲなど。

キノコと他の素材の合わせ料理や、洋食・中華料理へのアレンジも知らないことだらけでした。
その他、保存方法も書かれているので、これは使える本だと思いました。

『自然まるごと 山野草料理』は山菜としては、あまり採取の対象になっていない山野草の調理方法が書かれています。
アマドコロ、ギシギシ、ゴマナ、セリ、ヨモギ、タンポポ、ヤブカンゾウ、ウバユリ、サワオグルマ、クワ、ヤマトキホコリ、ハンゴンソウ、イタドリ、イズビユ、ヒメザゼンソウ、スギナ、ドクダミ、オオバキスミレ、アカザ、スベリヒユ、タチシオデ、ミズギボウシ、ヤマイモ、ネマガリタケ、ヤマユリ、オランダガラシなど。

まあ私はほとんど採取しない山菜ばかりですが、あまり獲物が採れなかったときに、試しに採取して食べてみるのも一興かもしれません。
でも上記の山菜は酸っぱいとか、キドイとか、味に好き好きがあるので、食べてみてのお楽しみと言えるでしょう。

しかしこれらの本て一番惜しい点は、調味料をどれだけの量使うかが一切書かれていない事です。
一般的な料理のレシピ本だと、醤油大さじ3杯とか、水カップ何杯とか記載されていますが、そこいらへんは主婦感覚の目分量で調理してくださいと言うことなんでしょうね。



  1. 2015/08/23(日) 11:50:55|
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書籍 『日本の高山植物』

前から欲しかった本をやっと入手できました。

それが 山渓カラー名鑑 日本の高山植物です。

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山と渓谷社で出版されているこの本は、日本の高山植物953種類を収録している、ページ数:717ページにおよぶ高山植物図鑑の決定版です。

1988年に発行されたのですが、如何せん税込4854円と言う高価な書籍のために、今まで購入を躊躇っていました。

この他に姉妹本の『山渓カラー名鑑 日本の野草』も持っていますので、これで自生するほとんどの草本類を調べる事が可能になりました。

概ね花を見ただけで何科の植物か察しがつきますので、何冊もの図鑑をめくって探すより、掲載種数が多いこの本があれば、検索の手間が省けて名前を確定しやすいです。

でも野草の世界は奥深いので、未だにスミレやアザミ、そしてシソ科の植物の同定は苦手ですよ(苦笑)

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ハナちゃん、完全にお腹の回虫が駆除できたようで、最近は食欲旺盛です。
あまり餌を与え過ぎると太ってしまうので、程ほどの量しか与えないように気を付けています。

来月はワクチン注射のために病院に連れていきますよ。

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  1. 2015/02/20(金) 20:09:04|
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書籍 『 六十里越街道 』

山形城下から月山と朝日連峰の鞍部を越え、鶴岡城下へ至る信仰と交易の道、それが六十里越街道です。

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現在は国道112号線(月山新道)が庄内と村山地方を結ぶ主要幹線道路となっていますが、モータリゼーションが発達する前の時代は、メインの交易路だった最上川舟運に加え、この六十里越街道が最短の陸路として利用されました。

六十里越街道の特筆する点として、出羽三山への参詣に行き来する人々の信仰の道という側面を持っています。
復元された街道沿いには、現在でも多くの宗教的な遺構が残されており、過去の歴史に思いを馳せながら歩く楽しみがあります。

私自身、この街道に興味を持ち、志津から田麦俣までの区間は、装束場を越えるルートと、大岫峠を越えるルートを歩いていますが、村山地方の本道寺~志津間、そして庄内地方の田麦俣~大綱~松根区間が未踏でした。
、今年はその区間の踏破を目指していますけど、より六十里越街道の見どころや歴史を学んだ方が良いと思い、この本を購入しました。


但し頁数に限りがあるため、内容はいささか総花的な感じが否めませんが、街道の大まかな歴史と道筋が把握できる点では本書が最適だと思います。
それを補完する内容は、現在ではネット情報で引き出せますが、その検索内容を絞る意味でも充分利用価値があります。

しかし美しい自然や史跡などを紹介した写真を見ているだけでも楽しいですし、六十里越街道が荷った役割が良く理解できる点では単なるガイドブックの範疇を越えていると感じました。
天地人:直江兼続が出羽合戦の折に整備したとされる朝日軍道にも触れている点は評価できます。


今年は未踏の二区間を、春と秋の二回に分けて歩いてみたいと思います。
でも志津~本道寺間にある四ツ家川の橋が前の大雨で流されてしまったのが気にかかっています。
秋までに直してくれないかなぁ~(*´Д`)


  1. 2015/02/06(金) 19:53:56|
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Author:SONE
(続)東北の山遊び 本館にも遊びに来てくださいね。

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